キーワードをグループ分けして改善施策を考える

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代理店を使ってリスティング広告を出稿していたらそんなことはないと思いますが、自社でリスティング広告を運用していた場合、改善をしていこうと考えていても、「どこから手を付けたら良いかわからない」、「具体的に何をしたら良いのかわからない」という方もいらっしゃると思います。

改善方法というのは色々とありますし、リスティング広告をおこなっている目的やその目標、目標の達成度などによってかなり変わりはあると思いますが、一般的に「もっとコンバージョン数を増やしたい」、「もっと費用対効果を上げたい」というようなお悩みがあったなら、「キーワードを掲載結果ごとにグループ分け」していくと、やるべき事が明確になり改善も進んでいくかもしれません。

キーワードを掲載結果ごとにグループ分けしていくというのも特に決まりはないのですが、例えば以下のような感じです。

1、コンバージョン率も1件あたりの獲得コストもよいキーワード
2、コンバージョン率はよいが、1件あたりの獲得コストがよくないキーワード
3、コンバージョン率はよくないが、1件あたりの獲得コストがよいキーワード
4、コンバージョン率も1件あたりの獲得コストもよくないキーワード

1のキーワードは少ないクリック数でも、効率よくコンバージョンが獲得出来ているキーワードですよね、このようなキーワードは”さらにコンバージョンを獲得できるように”改善していきます。

コンバージョン率、1件あたりの獲得コスト両方ともよい数値なので、単純に考えるとそのままクリック数を増やす事ができれば、そのままどんどんコンバージョン数が増えていくということになります。

クリック数を増やすために広告の表示回数(インプレッション数)を増やしたり、クリック率を上げていくような施策をしていきます。

予算の縛りで広告の表示回数が制限されているのであれば、その予算の部分を改善していく、広告文を変更してクリック率が改善されるのであれば広告文変更していく、掲載順位をまだ上げていけるのであれば掲載順位を上げてクリック率を改善していくなど、色々と改善施策は考えていく事が出来そうですよね。

2のキーワードというのは、少ないクリック数でもコンバージョンを獲得出来ているが、獲得単価が高くなってしまっているというキーワードです。

クリック数が少なくて1件あたりの獲得コストが高くなってしまっているということは、クリック単価が割に合っていないという事になりますので、”クリック単価を下げていく施策”をしなくてはいけません。

入札価格の見直しや品質スコアの改善などしていくとクリック単価を下げていく事が出来るかもしれませんね。

3のキーワードは、コンバージョン率が悪いけれども1件あたりの獲得コストはよいというキーワードです。

1件あたりの獲得コストが割に合っているのであれば、あまり気にする事もないような気もしますが、コンバージョン率が他と比べて低いのであれば、そこの部分を改善する事でさらに伸ばせる可能性を秘めていますよね。

無駄なクリックが発生していないか、広告文と広告のリンク先ページは合っているか、掲載順位が低すぎないかなど色々と改善策が考えられそうです。

4のキーワードはコンバージョン率も1件あたりの獲得コストも悪い数値になっているキーワードです。

これらのキーワードについては、まず出稿を続けていくのかどうかを検討する必要があります、もしアカウント全体で予算不足になっているのであれば、そのまま出稿を停止する事も選択肢の一つだと思います。

もしそれでも必要なキーワードだというのであれば、無駄な検索クエリが無いかどうか、広告文がきちんと狙っているターゲットユーザーに向いているかどうか、広告のリンク先ページとの整合性はあるかどうかなど色々と見ていき一つずつ改善していく事が必要になってくると思います。

以上、キーワードを掲載結果ごとに分けて改善施策をしていくという方法ですが、これはあくまでも一例ですので、目的、目標に合わせて掲載結果ごとにキーワードを分けて考えると、やるべき事がハッキリしてくるのだと思いますよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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