広告文を訴求ポイントごとに簡単に集計する方法
リスティング広告は効果を測定し、その効果を改善していく事の出来る広告です。
改善方法というのはその時のアカウントの状況やリスティング広告を導入した時の目的などによりいろいろと変わってきますが、何もしなければ良い方向に向かう事もありませんので、問題がある場合には何かしら改善をしていかなければいけません。
上記書いたように様々ある改善方法のうちの一つとして、「広告文の改善」があります。
Yahoo!広告やGoogle広告の公式サイトにも”定期的に広告文を見直しましょう”と書いてありますし、”A/Bテストを繰り返しましょう”といったことも書いてあるので、運用担当者としては、広告文を定期的に変えなければいけない、A/Bテストをしなければいけない、と考えている方は多いと思います。
そのような考えから、週に1回、月に1回など頻度には差はあれど、定期的に新たな広告文を追加したりする方も多いですよね。
また一応、”A/Bテストをしなければ・・・”とクリック率を比較しながら広告文のテストをおこない、ブラッシュアップしているという方も多いのだと思いますが、同じ訴求ポイントだったとしても”キーワードが変わると別の広告文になる”という事は結構ありますよね。
キーワードごとに広告グループを分けて設定するため、「同じことを伝えているのに別の広告文となっている」というケース。
例えば価格訴求の広告文であることに変わりはないけれども、入札しているキーワードをタイトル内に含ませたいので、別広告グループで設定し、別々の広告文になってしまったというようなケース。
もちろん、それぞれに効果測定すれば問題ないと言えば問題ないのですが、「訴求ポイント別で広告文の効果を測定したい」と考えた時に、広告文のレポート機能から広告文の数値と一覧をダウンロードして、その数値をエクセルで計算して・・・、と、出来ないこともないですが少々面倒ですよね。
そんなときにGoogle広告では「ラベル機能」で訴求ポイント毎の数値をまとめて集計することが出来ます。
広告文に「価格訴求」とか「品質訴求」とか、訴求ポイントのラベルを作って設定しておけば、あとはラベルレポートでダウンロードすれば一発で数値の集計をすることが出来ます。
現在、Yahoo!広告にはこのラベルの機能がありませんが、広告文に個別で「広告名」を付けることが出来ますので、この広告名を適切に付けることでYahoo!広告でも集計しやすくなります。
このYahoo!広告の広告名については、キャンペーン名、グループ名などの付け方で、この集計方法の応用も効きますので、いろいろとやってみるとアカウントの管理や数値集計がすごく楽になりますのでぜひ試してみてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智