Yahoo!広告のアドバンスドURL形式の広告文の入稿が終了する前に検討しておきたいこと
以前からアナウンスがありましたが、Yahoo!広告の従来型の広告文であるアドバンスドURL形式の広告の入稿終了日が2017年3月1日(水)に決まったようです。
従来型のアドバンスドURL形式の広告文は一つの広告文でPC、モバイル向けにそれぞれ違ったURLを設定することが出来る広告文です。
そのあたりの機能については、昨年追加された「拡大テキスト広告」でも引き継がれていますので、運用担当者としては特に不便なことはありません。
アドバンスドURL形式の広告文と拡大テキスト広告との違いについて、最大の特徴は「使える文字数」ですよね。
アドバンスドURL形式は「タイトル15文字+説明文19文字×2(全角)」なのに対して、拡大テキスト広告は「タイトル15文字×2+説明文40文字(全角)」と、実際に広告文を作ってみるとだいぶ違いがあることに気が付いた方も多いと思います。
その文字数の短い広告文であるアドバンスドURL形式の広告文が今回、新規での入稿が終了という事になりました。
3月1日に”入稿が終了するだけ”なので、現在出稿しているアドバンスドURL形式の広告文については引き続き広告の掲載はされていくのだそうです。
Yahoo!広告の公式でも書いてありますが、文字数の多い拡大テキスト広告は従来型の広告文と比べて広告領域が広がるためクリック率の向上が期待でき、また、伝えることのできるメッセージが増えるため、ユーザーのミスマッチを防止することが出来、結果としてコンバージョン率も高まる、と、いいことづくめなような気がします。
実際に私も拡大テキスト広告のほうがパフォーマンスが高いなと実感していますが、中には従来型の文字数の少ない広告文のほうがクリック率、コンバージョン率が良いというケースもあります。
これはただ単に「文字数が少ないから」という問題ではないのだと思っているので、仮説を立てながら検証していますが、もし仮に、文字数が少ないから、表示のされ方が違うから、という理由でコンバージョン率が高くなっているならば、使える限りは従来型のアドバンスドURL形式の広告文を出していく事になると思います。
文字数を少なくするだけであれば、拡大テキスト広告は”最大で”タイトル15文字×2+説明文40文字なので、文字数を減らした拡大テキスト広告を作れば良い気もしますが、従来型のアドバンスドURL形式の広告文と拡大テキスト広告同じ文字数に合わせても”表示のされ方”が若干違いますよね。
もしそれがコンバージョン率に影響しているのであれば、3月1日以降は新しく従来型の広告文を作ろうと思っても入稿できないという事になりますので、少し気になる方はそれまでに入稿しておいたほうが良いかもしれません。
現状、拡大テキスト広告スゲーと思っている方は、そのまま従来型のアドバンスドURL形式の広告文でいっても良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智