伝え方、表現を変えてコンバージョン率を改善する
リスティング広告を運用していて、「あともう少しコンバージョン率が上がればな・・・」と思っている方もいらっしゃると思います。
“コンバージョン率を上げる”という事は、コンバージョン数を上げること、費用対効果を高めることに繋がりますので、高いに越したことはないですよね。
コンバージョン率の改善方法として、「やっぱり受け皿となるランディングページを大幅に修正しなくてはいけないのでは」と考える方も多いと思いますが、キャッチコピーや”キーとなる文言”を変えるだけでコンバージョン率が上がることは多々あります。
これは広告のリンク先ページであるランディングページだけではなく、リスティング広告の「広告文」でも同じことが言えますよね。
たまに「広告文を変えただけではあまりパフォーマンスは変わらない」と言う方もいらっしゃいますが、現にランディングページを変えなくても、広告文でコンバージョン率が大きく変わる事はあります。
昨年、Yahoo!広告のスポンサードサーチで文字数の多い広告テンプレート「拡大テキスト広告」がスタートしましたよね。
リスティング広告を運用されている方、運用担当者の方であれば、もう多分拡大テキスト広告のほうを試されたと思いますが、拡大テキスト広告と従来型の短い広告文とでクリック率やコンバージョン率など、パフォーマンスが変わったことを実感していると思います。
もちろん、拡大テキスト広告は従来型の広告文と違い、文字数が多い分”広告の掲載面が広がる”ため、クリックはしやすくなりますし、目に付きやすいですので、これもパフォーマンスの変化の一因として考えることも出来ます。
文字数が増えた分”伝える内容も多くなった”ので、より魅力的に感じたのかもしれません。
文字数が多くなったことで、同じ商品やサービスを扱っていたのに、伝え方が変わった→今までは伝えきれなかった魅力を伝えることが出来た→パフォーマンスが向上したというようにも考えられます。
「ただ文字数が増えただけ」でパフォーマンスが上がったわけではないというのは、文字数の短い広告文のほうがコンバージョン率が高いケースもあることからも推測できますので、やはり、伝え方の違いでユーザーのアクションが変わるというのは間違いではないのかなとも思います。
「伝え方を変える」、「表現を変える」というと簡単そうに聞こえますが、実際にやってみると、今までの伝え方を変えるというのは非常に難しい作業でので、日頃から意識しておき、自分にとって”刺さる”表現や伝え方を見つけた時にはメモするなどしていくと良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智