向こう側には人がいる
昨年もYahoo!広告、Google広告共に色々と変化の大きかった1年となりましたね。
変化のない年なんてありませんので、いつも通りと言えばそれまでなのですが・・・、それにしても、例年以上に変化の多い年でした。
様々ある変更点の中でも、大きな変更点としては「拡張テキスト広告(Yahoo!広告では拡大テキスト広告)」がありましたよね。
拡張テキスト広告とは「タイトル15文字×2+説明文40文字(全角)」で作る事が出来る、従来型の広告(タイトル15文字+説明文19文字×2)よりも長い広告文の事で、使える文字数が大幅に広がったため、ターゲットユーザーに対して、様々な事をより訴求出来るようにもなりました。
短い文字数の広告文に慣れてしまっていた方(私も含めてですが)にとっては、上限文字数が増えるという、一見すると嬉しい変更なのですが、慣れるまではちょっと厄介なものでもありましたよね。
様々な業種、業態のサービスや商品の広告文を、この文字数の増えた「拡張テキスト広告」に変更する事で改めて色々と気が付いた事があります。
それは「伝え方によって来訪者が変わる」という事です。
広告文として、何を伝えるかで来訪者の”質”が変わり、その結果、購入やお問い合わせなどのアクションの数が変わるという事を改めて感じることが出来ました。
考えてみればあたり前の事で、検索するのも「人」ですし、広告をクリックするのも「人」、購入やお問い合わせなどのアクションを起こすのも「人」ですよね、”広告文を読んで(見て)何を感じたか”で、当然、行動は変わってきます。
リスティング広告の管理画面の数値やアクセス解析の数値ばかりを追っていると、そんなあたり前の事をつい忘れてしまいがちですが、とても大切な事に改めて気が付いた、というのも、拡張テキスト広告が導入された大きなメリットだと私は思っています。
これからも多分、リスティング広告だけではなく様々な分野で、またいろいろと新しい機能が追加されたり、新しいテクノロジーが生み出されるのだと思いますが、「向こう側には人がいる」という事、「人に向かって発信している」という事を本当に忘れてはいけないと思っています。
株式会社アイエムシー 大塚雅智