管理画面内の広告プレビューツールを使う意義
先日、「広告プレビューツールってなんですか?」という質問をいただきました。
広告プレビューツールとは、広告主が自分の広告がきちんと表示されているのかどうか確認をする事が出来るツールだと伝えたところ、「なんでそんなものが必要なのか?」と相手の方は少々不満そうな感じでした。
この広告プレビューツールはYahoo!広告もGoogle広告も管理画面内にあり、広告主はいつでも使用する事が出来ます。
例えばですが、「今この瞬間に広告が出ているかどうか」というのは、わざわざ管理画面にログインして広告プレビューツールを使って調べるなんて事をするよりは、目の前のパソコンの検索窓やスマホを開いて検索をしてしまったほうが早いと思うかもしれませんね。
“出ているか、出ていないか”を調べるのであれば、その場で検索すればすぐにわかりますが、通常であれば広告が表示されていなければいけないタイミングで検索をして調べてみて、”もし自社の広告が出ていなかった”としたら、どうでしょうか。
Google広告の広告プレビューツールでは、もし自社の広告が出ていなかった場合、その原因も一目でわかるようになっています。
表示されていない原因も出てくるので、その後すぐに広告を表示させたい場合にはキャンペーンへ戻り、適宜修正する事が出来ますよね。
Yahoo!広告の広告プレビューツールには、このような診断機能は付いていませんが、広告が表示されていなかったら、すぐにキャンペーンの画面を開いて、広告が正常に表示されるように修正をしていく事は可能です。
このように、広告プレビューツールは、広告が出ているかどうかを調べるためのものというよりも、”広告が出ていなかった時の為のツール”とも考える事が出来ますよね。
もともとは、この広告プレビューツールを使う意味というのは、「広告の表示回数」や「クリック数」に影響が出ないからという理由からです。広告の表示回数にカウントされないため、クリック率にも影響が無いという事も言えます。
プレビューツールではなく、通常の検索エンジンで検索えおして表示を確かめた場合、自社の広告なのでクリックはしないと思いますが、クリックをせずに広告の表示回数がどんどん増えていってしまったらクリック率が悪くなっていってしまいますので、そういった事を防ぐという意味もありますよね。
またYahoo!広告の広告プレビューツールは、そのツールの中で表示されている検索結果のリスティング広告の部分を実際にクリックする事が出来ます。
この広告プレビューツールの中では広告の表示回数はもちろん、クリックもカウントされませんので、競合他社がどんなランディングページを使っているのかなど調査をするときにも便利ですよね。
このほか、広告プレビューツールは「地域」や「デバイス」も選ぶことが出来ます。
例えば、他県だったり遠方でもきちんと広告が出ているのかを自宅のパソコンで出来ますし、他県の競合調査をしたりする事も出来ます。
デバイスについても、仮にスマートフォンを持っていない方でも、パソコンからスマートフォンできちんと広告が表示されているのかどうか確認する事が出来ますし、タブレット端末も同じように調べることが出来ます。
このように、広告が表示されているのかどうかを確認するにしても、広告プレビューツールを使ったほうが色々と便利ですよね。
別に通常の検索エンジンから検索をする事が悪い事だとは言いませんが、広告プレビューツールを使う事が出来る状況にあるならば、広告プレビューツールを使ったほうが良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智