意外と使えるGoogle広告のメッセージ表示オプションを使用するための条件と注意点
リスティング広告には通常のテキスト広告以外にも、下層ページへ直接誘導する「サイトリンク(クイックリンク)」や、広告から直接電話をする事が出来る「電話番号表示オプション」、広告文以外にも商品やサービスの特長を表示させることが出来る「コールアウト表示オプション(テキスト補足オプション)」など、広告文に様々な情報をプラスする事が出来る「広告表示オプション」というものがあります。
Yahoo!広告のスポンサードサーチ、Google広告と、それぞれ広告表示オプションがありますが、Google広告のほうがスポンサードサーチよりも、より多くの広告表示オプションが存在します。
そのGoogle広告だけの広告表示オプションの一つに「メッセージ表示オプション」というものがあります。
これはケータイ電話のSMS機能を使って、検索結果画面に表示される広告文から、広告主とユーザーがSMSを使って直接やり取りが出来るという広告表示オプションで、広告主からするとターゲットユーザーと、より簡単に関係をもつ事が出来るという利点があります。
この広告表示オプション、初めのうちは限られた業種でしか有効ではないのかな?とも思いましたが、使い方次第で意外と幅広く活用できるのではないかな?と思っています。
検索→広告文→SMSという流れから、広告のリンク先ページを飛ばしてコンタクトを取りに来るため、「LP見ないでいきなりお問い合わせしてくるお客さんってどうなの?」と感じられる方もいらっしゃると思いますが、検索の目的が明確なユーザーで、広告として出しているサービスや商品に対しても理解が深いユーザーであれば、LPを飛ばしてお問い合わせをしてきても不思議ではない場合もありますし、Google広告のヘルプ内にあるメッセージ表示オプションの項目で例として出てきている自動車屋さんの例なんかでも、いかにもありそうな感じがしますので、自動車屋さんに例を他の業種に置き換えてみると、色々と有効なのではないかと考えています。
このメッセージ表示オプションについて、使用するための条件として、あたり前の話ですが「SMSの送受信が出来るケータイ電話が必要」という事。
さらに気をつけなければいけない点としては、「メッセージ表示オプションを出すスケジュール設定をきちんとする」という点でしょうか。
一応、メッセージ表示オプションの設定画面で、この広告表示オプションのスケジュール設定も同時に行う事が出来ますが、スケジュールの設定が「+詳細」の中に隠れているため、その設定をしないままだと24時間メッセージ表示オプションが表示されてしまい、時間関係なくSMSが飛んでくる可能性があります。
もちろん24時間対応出来るというならば話は別ですが、そうでないならばきちんとスケジュール設定をすることは忘れてはいけません。
また複数のケータイ(人)を使って、24時間カバーするなんていう設定も出来ますので、そういったものも対応できるならばしていくと良いかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智