Googleアナリティクス ユーザーエクスプローラで1人1人の行動から新たな施策を考える
Googleアナリティクスは無料で使う事が出来るアクセス解析ツールですが、ユーザーが自社ウェブサイトに訪問した際に、ウェブサイト内の動きを確認したり、参照元はどこだったり、デバイスは何だったりと、リスティング広告はもちろん、インターネットを使ったマーケティング活動の改善について、様々なデータを見ることが出来ますよね。
その見ることが出来るデータの中の一つに「ユーザーエクスプローラ」という項目があります。
このユーザーエクスプローラとは、ウェブサイトに訪問したユーザー1人1人に固有のIDが振られ、そのユーザーがいつ、どのデバイスで、どの参照元から閲覧を開始し、どのページを見てどのページから離脱をしたのか、という事を確認する事が出来る項目です。
Googleアナリティクスのレポート画面左側にあるメニューの[ユーザー]の中の[ユーザーエクスプローラ]
それぞれに振り分けられているIDをクリックすると
それぞれの動きを把握する事が出来ます。
このユーザーエクスプローラですが、一つ一つのユーザーに対して紐付けられるので全てを見るのは大変ですが、例えば、「コンバージョンユーザー」だとか、「5ページ以上閲覧したユーザー」とか、「特定のページを見たユーザー」などセグメントしてデータを見る事も出来ます。
コンバージョンユーザーがどこから入り(というのはこのユーザーエクスプローラじゃなくても確認出来ますが)、どのページを見てコンバージョンに至ったのか、という事も確認する事が出来ますし、
コンバージョンユーザーは、初めての訪問でコンバージョンするのではなく、実は”以前から何度か訪問してきていた”なんて発見があるケースもあります。
そういったコンバージョンユーザーの動きというのは、リスティング広告でも十分に活用する事が出来ますし、仮説を立てる上でもユーザーの実際の動きを知ることは非常に重要となってきます。
コンバージョンユーザーに限らず、色々なユーザーセグメントを作って、その1人1人の動きを見ていくと色々な発見があり、そこから改善の施策が生まれてくる事もありますので、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。
株式会社アイエムシー 大塚雅智