“コンバージョンに至っていない広告グループ”の広告文のA/Bテスト
リスティング広告では、より良い広告文で集客や販売をおこなっていくために、「どちらの広告文がより効果的だったのか」とA/Bテストをおこなっている方も多いと思います。
広告文での伝え方によってクリック率はもちろんクリックした後の成果(=コンバージョン)も変わってくる事が多々ありますので、広告文のA/Bテストは意外と重要な施策の一つだと思います。
広告文のA/Bテストとは、同一広告グループ内に「Aパターン」、「Bパターン」と二つの広告文を用意し、一定期間同じように広告文を走らせてみて、どちらがコンバージョン率が高いのか計測→コンバージョン率が高い広告文は残し、コンバージョン率の低い広告文は停止、新たな広告文に差し替えていく、といった事を繰り返していく改善の手法です。
コンバージョン率では無く、クリック率を比べる指標とする事もありますが、基本的には売り上げや売り上げに繋がる指標であるコンバージョン率を比べる指標としてA/Bテストをおこなっていきます。
ただし、毎日たくさんのコンバージョンが獲得出来ているのであればこの方法でも良いですが、そんなにたくさんのコンバージョンが獲得出来ないというケースもありますよね、月に数件であったり、中にはその月にコンバージョンが発生しなかったなんて事もあると思います。
「そんな時は結局クリック率で比べるしかないじゃないか」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使っているならば、クリック率だけではなく”コンバージョンに至らなかったにしても直帰率や平均PV数”などで比較する事も出来ます。
Google広告であれば、Googleアナリティクスのアカウントとリンクさせていれば、広告文単位で直帰率、平均PV数を確認する事が出来ます。
Googleアナリティクスの[集客]→[Adwords]→[キャンペーン]で何か適当なキャンペーンを選択し、[プライマリディメンション]の[広告コンテンツ]を選択すると広告文のタイトル1行目とそれぞれの直帰率、平均PV数を確認する事が出来ます、もちろんクリック数やコンバージョン数コンバージョン率なども確認出来ます。
Yahoo!広告じゃ出来ないのか?と思われるかもしれませんが、GGoogle広告ほど簡単ではありませんが、Yahoo!広告も広告文にそれぞれの広告文だとわかるパラメータを設定すれば、どの広告文の数値が良かったか、というのは計測する事が出来ますよね。
ちょっと手間がかかりますが、アクセス解析で広告文の成果をきちんと計測したいという時には、活用してみても良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智