特定期間内訪問ユーザーのリマーケティングリストを作成する方法
自社のウェブサイトに訪問したユーザーに対して、再訪を促すためにディスプレイネットワーク上で広告を表示させることが出来るリマーケティング広告(Yahoo!広告はリターゲティング広告)。
ウェブサイトへの訪問したユーザーへ広告配信するために、まずは「リマーケティングリスト」というものを作らなければいけませんが、リマーケティングリストはウェブサイトに訪問した全ユーザー以外にも様々なリストを作る事が出来、そのリマーケティングリストを組み合わせる事で、より精度の高いリマーケティング広告を配信する事が出来るようになります。
代表的な活用例として、ウェブサイトへ訪問した全ユーザーのリマーケティングリストと、コンバージョンをしたユーザー(コンバージョンページへ到達したユーザー)のリストを組み合わせて、”ウェブサイトへ訪問したコンバージョンをしていないユーザーへ広告配信する”などといった事も出来ますよね。
また採用ページや採用コンテンツにだけ訪問したユーザーにだけリマーケティング広告を出していくなんて事にも活用出来ます。
このリマーケティングリストを作成する際に、「リマーケティングリストの有効期間」というのを設定します。
リマーケティングリストの有効期間というのは、「過去何日以内に条件に合ったユーザーが訪問した時にリストを残すか」というもので、例えばデフォルトで設定されている30日間であれば、過去30日以内に訪問したユーザーはリストに貯める=リマーケティング広告を配信できる、という事になるので、30日よりも前に訪問したユーザーへは広告配信出来ない、という事になります。
リストの有効期間はわかったけど、「特定の日にちや期間内に訪問したユーザーのリマーケティングリストを作りたい」なんて時もありますよね、例えば、期間限定のキャンペーンを行う時やメディアに露出する時など特定の期間内のリマーケティングリストを作っておいた方が良いケースもあります。
この特定の期間内のリマーケティングリストを作る方法は、少しだけ複雑になりますが、Google広告の管理画面でおこなう場合、[共有ライブラリ]→[ユーザーリスト]で[+リマーケティングリスト]から新しいリストを作成します。
「リストに追加するユーザー」のところをクリックすると作成するリストが一覧で出てきますので、この中の[特定の期間内に訪問したユーザー]をクリック。
リマーケティングリストを作りたいページのURLを入力し(訪問ユーザーの)、日付のところで「これより後」でリマーケティングリストの収集を開始したい日付を設定。
これは保存し、次に同じように[特定の期間内に訪問したユーザー]→ページURL入力→日付で「これより前」でリスト収集を終了したい日付を設定。
2つのリストを作ったら、組み合わせリストで2つのリストを組み合わせれば、特定期間内の訪問ユーザーのリマーケティングリストを作る事が出来ます。
また条件が多少異なりますが、Googleアナリティクスと連携させているならば、Googleアナリティクスのリマーケティングリストで簡単に期間内のリマーケティングリストを作成する事も出来ます。
Googleアナリティクスの「管理」からプロパティ内のユーザーリスト設定→ユーザーリストで[+新しいユーザーリスト]をクリック。
「ユーザーリストの定義」で「最初のセッションの日付」で次の期間内に特定の日付を入れて「適用」をクリックすれば、その期間内に最初のセッションとなったユーザーのリストを収集する事が出来ます。
ここでリストの設定をおこない、最後はGoogle広告の共有ライブラリ内ユーザーリストに、Googleアナリティクスで作成したユーザーリストが出来ていれば、設定は完了です。
設定がやや面倒な気もしますが、慣れてしまうと特に難しい事もありませんので、色々な仮説からユーザーリストを作ってみてリマーケティング広告を活用してみるもの良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智