リスティング広告導入前に確認したいアクセス解析のポイント
公開日: 2012年7月26日 ／更新日: 2015年8月17日
リスティング広告をはじめるときに、アクセス解析の数値を確認させていただく事があります。
これは必ずしなければいけない事ではないと思いますが、リスティング広告をはじめる上での方向性を決めるため、また仮説の裏付けとして今までのアクセス解析の数値があるのであれば把握しておいた方が良いかと思っています。
その時、アクセス解析の数値を隅から隅まで見るというのではなく、トラフィックに関する部分と気になるところをいくつか・・・という感じで見ています。
主に見ている点は、
・アクセス数がどれくらいなのか
・検索エンジンからの流入がどれくらいあるのか
・どのような検索キーワードから流入があるのか
・リスティング広告で出稿を予定しているメインキーワードのPV数、滞在時間などの数値
最初の「アクセス数がどれくらいなのか」というのは、例えば「最近お問い合わせ数が全然ない」というご相談をいただいた時に、お問い合わせが少ないという結果があり、その原因の一つとして、ただ単に見に来る人がいないだけではないのかという仮説が考えられるからです。
アクセス数が少ないのであれば、やはり「リスティング広告を導入してまずは見に来る人の数を増やしましょう」というところからはじまります。
また、現状数件あるお問い合わせに対して、アクセス数はどれくらいなのかという所（コンバージョン率）を確認するためにも見ます。
アクセス数がそこそこある場合は、そのアクセスが「どこから来ているのか」を確認します。
検索エンジンからなのか、どこかのHPにあるリンク元なのかなどです。
検索エンジン以外から来ているというのであれば、当然、検索エンジンからの流入を増やしましょうという話になります。
仮に検索エンジンからのアクセスが全体の80％以上など、そこそこ検索エンジンからのアクセスが多い場合は、さらに深掘りし「どのような検索キーワードから流入があるのか」を確認します。
検索エンジンからの流入がほとんど会社名や代表者名というのであれば、それは自社を知っている人、すなわち新規見込み客ではないので、新規見込み客からの流入を増やせるようにリスティング広告を活用しましょうとお話をさせていただきます。
リスティング広告で出稿を検討しているキーワードからのアクセスがある場合は、そのキーワードの平均PV、滞在時間などを確認しこのまま出稿しても効果的なキーワードかどうか見る事が出来ます。
上記の他にも色々と気になるところは見ていきますが、リスティング広告はやってみなければわからないとはいえ、事前データを見た上である程度の予測を立てる事が出来るのでアクセス解析の数値は見ておいた方が良いと思います。
またリスティング広告を導入していない状態の数値を把握し、導入後どう変わるのか比較すると色々と見えてくるものがあると思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
