個々の検索クエリのデータをGoogleアナリティクスで見られるように設定する
公開日: 2017年4月28日
Googleアナリティクスで自然検索の検索クエリが見れなくなって久しいですが、検索クエリの数値が見れないというのは結構痛手ではありますよね。
一応、Googleの自然検索の検索クエリであれば、Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携させれば、どのキーワード（検索クエリ）で訪問してきているのか確認する事が出来ますが↓
Googleアナリティクス 検索クエリ
このSearch Consoleの検索クエリも、確認出来る項目が「表示回数」、「クリック数」、「クリック率」、「自然検索の平均掲載順位」だけで、ウェブサイト内の指標である、平均PV数とか直帰率、平均滞在時間、コンバージョン数などは確認する事が出来ません。
元々、以前はこのGoogleアナリティクスの検索クエリから、”今の状態のウェブサイトではどのようなキーワードが有効か”なんて確認したり、出稿キーワードのアイデアにしたりとしていたので、自然検索のキーワード単位でのウェブサイト内の指標やコンバージョンのデータが見れないのは、ちょっと悲しいですよね。
だからこそ、リスティング広告を出稿した時には、それらキーワード単位でのデータを正く計測していき、改善施策に役立てたいところです。
一応、Google広告はアナリティクスと同じ「Google」のサービスですので、Google広告とGoogleアナリティクスを連携させれば、その詳細はアナリティクスの管理画面内で確認する事が出来ます。
Googleアナリティクス Adwords
またGoogle広告の管理画面でも直帰率や平均滞在時間などの数値を列に追加する事が出来ます。
これらは特別な設定が必要なのではなく、GoogleアナリティクスとGoogle広告の両方にログインする事が出来る状態ならすぐに連携は可能です。
で、問題はYahoo!広告。
以前はYahoo!からの流入は「検索語句」のところで確認出来ていましたが、こちらも現在はGoogleアナリティクスでは確認する事が出来なくなってしまっています。
ただ、ちょっと面倒ですが、Yahoo!広告内の「広告のリンク先URL」にキーワードごとにパラメータを設定すれば、キーワードごとの流入とそれに伴うウェブサイト内の指標を、それぞれに確認する事が出来るようになります。
パラメータの設定は多少面倒ですが、GoogleアナリティクスでYahoo!広告からの流入を計測するためには必須の設定事項になりますので、そこからキーワードごとになると、また少しだけ作業が増えますが、キーワード数がそんなに多くない場合にはそんなに大変でもないのでぜひやってみてください。
キーワードごとのデータはリスティング広告の改善にも必要なものですが、”ウェブサイトの改善”にも非常に役立ちます。
以前よりも個々の検索クエリのデータが取りづらくなっているからこそ、リスティング広告を運用する際には、きちんと設定をしてデータを取っていきたいところですよね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
