Yahoo!広告 スポンサードサーチの自動入札機能が一部変更に
Yahoo!広告の自動入札機能の変更に関する発表がありました。
今回変更となるのは自動入札機能の「コンバージョン数の最大化」という入札タイプの入札価格の調整についてだそうです。
自動入札機能「コンバージョン数の最大化」とは、簡単に説明すると、広告のオークションが発生した時に端末、ブラウザ、地域、時間帯などのリアルタイム情報を基にコンバージョンに繋がる可能性が高い場合には広告主側で設定している入札価格の130%を上限として引き上げてコンバージョン数を増やしていくという入札タイプの事です。
その自動入札機能を導入した時の入札価格の上限値についての変更のようですね。
概要は以下のとおりです。
自動入札機能(自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」)について、コンバージョンにつながる可能性が高い場合の入札価格の調整方法を以下のとおり変更いたします。
(変更前)
広告グループやキーワード等で設定した金額の130%を上限として、入札価格を引き上げます。
(変更後)
広告グループやキーワード等で設定した入札価格を引き上げます(上限値なし)。そのため、設定した金額の130%を超えて、入札価格が引き上げられる場合があります。
※自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」以外の自動入札タイプは、変更ありません。
※コンバージョンにつながる可能性が低い場合の入札価格の調整方法は、変更ありません。
今まで、自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」は広告グループ単位やキーワード単位で設定したクリック単価の上限である入札価格に対して、130%を上限として入札価格が引き上げられていました。
例えば、広告グループに100円の入札価格を設定していた場合、このコンバージョン数の最大化という自動入札タイプを導入すると、上限で130円にまで引き上げられていたという事になりますが、今回の変更で、その上限が無くなるとの事。
そのため、130%を超えて入札価格が引き上げられる可能性があるという事です。
コンバージョンに繋がる可能性の低い場合に対しての変更はないとの事ですので、コンバージョンに繋がる可能性が低い場合には、今後も”下限なし“で入札価格が引き下げられるという事になりますね。
「130%の上限」というところで、本来の自動入札の目的である”コンバージョン数の最大化”が担保されないための変更なのかもしれませんが、今までよりもパフォーマンスが上がるのであれば、歓迎すべき変更だとも言えますよね。
ちなみに、今回の変更、予定では5月中旬に実施されるという事ですので、もうじき始まるようですね。
一応、現段階でコンバージョン数の最大化を設定している方は、今までと違った動きとなる可能性も高いので、確認しておいたほうが良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智