サイトリターゲティング機能で訴求の幅を広げる
先日、Yahoo!広告からスポンサードサーチのサイトリターゲティング機能が正式に提供されるというアナウンスがありました。
サイトリターゲティングとは一度自社サイトに訪問したことのあるユーザーに対して、再訪を促すために広告を出す、またはもう購入済みのユーザーに対しては、入札しているキーワードで検索があった場合にでも広告を表示させない、などで使える機能の事です。
一般的にはYahoo!広告のリターゲティング機能やGoogle広告のリマーケティング機能は、上記のように一度でも訪問してくれたユーザーの”再訪を促すため”の広告、または購入完了など目的を達成したユーザーへの広告配信は”除外する”として認識されている部分がありますが、仕組みと使い方を理解しておけば、さらに効果的な運用が出来るようになります。
今回のYahoo!広告のスポンサードサーチのサイトリターゲティング機能とは、自社のウェブサイトへ訪問したユーザーでターゲットリストを作り、そのリストに対してスポンサードサーチ(検索)の広告をコントロールすることが出来るわけですから、例えばですが、一度訪問したことのあるユーザーに対して、もう一歩踏み込んだ提案をする広告文&ランディングページを表示させたりすることも出来ます。
また特定のページを見たユーザーにだけ違った広告を出す事が出来たり、お問い合わせフォームやカートページに到達したユーザーに対してもうひと押しするような広告を出してみたりと、訴求の幅を広げることが出来ますよね。
このように”出来ること”と”その仕組み”をきちんと理解しておけば、より多くのコンバージョンを獲得出来る可能性を広げることが出来ます。
今回のYahoo!広告のスポンサードサーチ、サイトリターゲティング機能の正式提供に伴い、Yahoo!広告では「ターゲットリストのアカウント間の共有機能の追加」と、「キャンペーンレベルでの配信設定の追加」という機能が加わるとのことです。
ターゲットリストのアカウント間の共有は、通常、アカウントごとにターゲットリストを作らなければいけなかったものが、同一広告主のアカウント間であれば共有することが出来るようになるものです。
複数アカウントを持っている広告主としては、手間も省けるのでだいぶ楽になるかもしれませんね。
ちなみに上記の実施日は2017年6月28日(予定)からだそうです。
株式会社アイエムシー 大塚雅智