現場の声をきちんと聞こう
公開日: 2017年8月7日
専任でリスティング広告の運用をされている方も多いと思います。
もちろんそれだけではなくウェブ周りの事も同時におこなっている方も多いのだと思いますが、実際にお客様と接したり、店舗で接客をしたりしていない、あくまでもウェブ担当者だ、という方は、定期的に現場の方々と会話をして意見交換をしたほうがいいと思います。
リスティング広告を運用していると、どうしても「リスティング広告の中」に目が行きがちになってしまいます。
成果の指標の一つであるコンバージョン数が多ければ「ああ、上手くいっているな」と感じますし、いつもよりコンバージョン数が少ないと「どうしよう、上手くいっていないな」と焦ってしまったり。
コンバージョン率や1件あたりの獲得コストも同様に、それらの数値が上がったり下がったりする事で、上手くいった/上手くいっていないと感じてしまいますよね。
上手くいっていれば、そこからさらにどうやって伸ばしていくべきか・・・と考えて改善施策をしていきますし、上手くいっていなければ何かしら変えていかなければ！と施策をしていくと思いますが、それはあくまでもリスティング広告の管理画面内での話であって、ビジネスはそんな小さなところで完結していません。
もちろん効果測定をして改善を繰り返すという行為が悪いと言うわけではないのですが、大事なのはリスティング広告で集客をした”先”です。
「今月コンバージョン数が少ないな」と思っていても、実際にお問い合わせのあったお客様へ対応をおこなっている営業担当者の方や、来訪してくれたお客様に対して店舗で接客をおこなっている現場の方からすると、「今月はなんだか調子がいいな」と思っているようなケースも多々あります、数だけで良し悪しを判断する事は必ずしも出来ないですからね。
そんな状況になっているとも知らずに「今月は調子悪いからどんどん変更していこう」と進んでいってしまったら悪手になる可能性もありますよね。
そうならないためにも専任でやっている方は、リスティング広告を運用した結果を元に、現場の方々から実際の状況はどうだったかなど会話をしてビジネス全体でどんな状況になっているのか把握し、そこから改善をしていく事が非常に重要だと思います。
私を含めてリスティング広告の代理店でお客様のアカウントを運用している方にも同じ事が言えますよね。
「今月ヤベーなぁ」なんて思っていても、お客様から話を聞くと「文句無し」なんて言われてホッとした事は1度や2度ではありませんし。
自分が感じている事がすべて正しいわけでもないですし、管理画面の数値だけで判断する事が出来るものでもありません。
リスティング広告を上手に運用するためには、その成果を正しく読み取ることがまず第一で、その為には実際にお客様と接している現場の方から話を聞く以外に道はありませんので、現場の方々の声をきちんと聞きましょう。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
