元に戻すのでもプラスアルファを考えて
公開日: 2017年9月14日
リスティング広告は広告を出稿したら終わりというのではなく、結果を元に寄り広告のパフォーマンスを高めるために改善をしていくことが出来る広告で、その点がリスティング広告の最大の特徴でもあります。
なのでリスティング広告の運用担当者の方々は日々数値を確認し、改善を繰り返しているのだと思いますが、改善をしていくと、予想どおりアカウントの数値がよくなる事もあれば、思惑が外れてしまったのか、改善する前よりも数値が悪くなってしまうなんて事もありますよね。
そんな時は、改善する前の状態に”元に戻す”というのも一つの手だと思います。
何かしらの施策をおこなった事で、以前よりもパフォーマンスが悪くなってしまったのであれば、その施策に原因があると考えられますので、その前の状態に戻すというのは悪くはない気もしますが、ただ完全に元に戻すのではなく、”今回の失敗を踏まえて”ブラッシュアップした戻し方をしたほうがよいのではないかと思います。
だって、そもそも改善するということは、パフォーマンスに何かしらの問題や課題があったからですよね、その問題や課題を解決するための改善だったのに、元に戻したら、パフォーマンスも元通りになるかもしれませんんが、問題や課題は解決されないままになります、なので、ただ単に戻すというのは最善手ではないのかなと。
例えばですが、今まである程度コンスタントにコンバージョンが獲れていて、でもさらにコンバージョン数を増やしていきたい、同じ予算内でコンバージョン数を増やしたいと改善施策をおこなったとします。
施策をした結果、以前よりもコンバージョンの数が獲れなくなってしまった時、施策前の状態に戻すという事を考えたとします。
元の状態に戻すけれども、あきらかに無駄となっているところは戻さずに・・・とやっていけば、戻す前の状態よりはパフォーマンスとしては上がる可能性があるというのは想像出来ますよね。
このように、ただ単に元に戻すのではなく、せっかくやるのであればプラスアルファの施策を考えていくことが結果として前に進めるという事になるのかもしれません。
ただし急を要する場合、例えばパフォーマンスが著しく下がってしまったケースや、期限が決められていて、とりあえず集客をしないといけないケースなど。
そういったケースでは、「ひとまず元に戻す」という事を選択するのもありだと思います。
リスティング広告のパフォーマンスを改善していく事って本当に難しいですよね、よかれと思ってやったことでも結果が伴わないなんてケースは山ほどありますが、それも糧にして進んでいくしか成功への道はないのかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
