おこなった施策は忘れないこと
公開日: 2017年10月18日
リスティング広告の運用を担当されている方は、定期的にアカウントの数値を確認し、改善施策をおこなっていると思います。
その頻度は人それぞれかもしれませんがリスティング広告を運用する事とは、改善施策をおこなっていく事でもありますので、出てくる結果から様々な仮説を立てて、定期的に改善作業をしているのだと思いますが、改善の作業をする頻度や工程が多い人ほど、陥りやすい問題点もあります。
それは”過去自分がやった施策を忘れてしまう”ということ。
きちんと覚えている方も多いと思いますが、改善の頻度が多い人や大まかな改善の流れは把握していても細かな施策は忘れてしまっている、なんて方もいらっしゃると思います。
過去にやった施策を忘れてしまうと、以前失敗してしまった施策を再度やってしまったり、改善に向けた考え方が逆戻りしてしまったりといいことは一つもありませんよね。
Yahoo!広告にも、Google広告にも、過去に何をしたのか確認する事が出来る「変更履歴」というものがありますが、これはあくまでも、アカウントに手を加えた変更の履歴であって、”その変更をおこなった背景”までは記録されません。（変更履歴にメモ機能みたいなのがあればいいんですけどね）
改善施策をおこなう時には、ただ数字を見て手を入れるのではなく、その数字の背景がどういうものなのか仮説を立てたうえで、「こうすれば良くなるな」と改善していきますよね。
その背景（仮説）も含めての改善施策ですので、変更履歴で確認出来る、おこなった施策にプラスして、なぜその変更をおこなうのかという背景も合わせて覚えておく必要があります。
もちろん頭の中ですべて覚えておく必要もなく、エクセルで簡単なシートを作り、それで管理するのもいいと思いますし、そこまでしなくてもメモ帳などで、日付と背景と施策、その施策の狙いみたいなのを書いておいたりと、本当に簡単にでいいので、管理していくと、そういったものは積み重なって、失敗を未然に防ぐことが出来ることはもちろん、後々読み返してみると、「あの時はこういうふうに考えていたのか」なんて、今後のマーケティングの参考資料になったりと、いつか必ず財産になると思いますので、ぜひやってみてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
