ランディングページは本当に必要?
ランディングページは必要かどうか、これはかなり意見が分かれるのかもしれませんが、私は「必ずしも必要ではない」というのが個人的な意見です。
リスティング広告におけるランディングページの役割というのは、「目的を達成できるかどうか」であって、その役割を果たすことが出来るページがウェブサイト内にあるのであれば特別なランディングページを新しく作る必要もないのかなと思っています。
実際、私が運用をおこなっているリスティング広告のアカウントでは、様々な業種、業界のものがありますけど、広告専用のランディングページを使っていないアカウントも多数ありますし、以前はランディングページを使っていたけど、テストした結果ウェブサイトのTopページのほうがコンバージョン率が高かったからそっちに切り替えたなんて例もあります。
広告専用のランディングページを設置するメリットというのももちろんあります。
まず、ランディングページは余計なナビゲーションを付ける必要がないのでユーザーを目標までスムーズに誘導する事が出来ます。
あちこち寄り道させずに、目標まで連れて行くことが出来るのでユーザーにとってはストレスが少なく、広告主側としては取りこぼし防止にもなるので、その点はランディングページを使うメリットとなります。
ただし、情報が不足してしまうと、ユーザーにとっては理解不足→離脱となってしまいますので、注意が必要です。
このほかに、ランディングページには更新性を持たせて、その時その時で伝え方を変えていくことが出来るなんて事もメリットとなり得ますよね。
オフィシャルサイトのキャッチコピーというのは、そう簡単には変えられない事が多いですが、ランディングページのキャッチコピーであれば、その商品やサービスに対してのコピーなので、ある程度は自由に変更出来ますので、この点もメリットとなります。
こうやって書くと、これだけで十分なメリットになる気もしてきちゃいましたけど、でも”ランディングページが無ければ広告出稿しても意味ないか”と言われたらそうではありません。
最初に書いたように、結果としてランディングページではないほうがパフォーマンスが高まったという事例もいくつもありますし、ターゲットユーザーにとって使いやすいウェブサイト、わかりやすいウェブサイトであれば、それは別に広告専用のランディングページである必要もないのかと思います。
広告運用という面においても、1ページ完結のランディングページよりもウェブサイト型の方が効果測定しやすい面が多々あります。
どのページに遷移したかでユーザーの興味関心を知る事も出来ますし、どんな情報が不足しているのかというのも、よくわかりますし。
要は広告専用のランディングページが必要なのか、そうでないのかという事ではなく、ランディングページにしろウェブサイトにしろ、きちんと効果測定しつつPDCAを回せるか?ということが大切なんだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智