この中で一番いい広告が競合他社になる
公開日: 2017年11月17日
リスティング広告を運用するうえで、競合調査というのは非常に大切だと言われていますよね。
ユーザーが検索をしたその検索結果画面に、競合他社の広告と一緒に表示されるため、ユーザー側からすると検索結果が表示された段階から比較検討が始まります。
そのため広告主としては、その競合他社に負けないように、打ち勝てるようにするべく、まずは競合調査をおこない、各社どんな訴求方法でどんな伝え方をしているのかを見ていかなければいけません。
特に競合他社の多い、競争相手の多い業界であればなおの事、競合調査は必須になってきますが、競合他社の多い業界というのはそれだけ競合調査すべき会社の数も多いということになりますよね、そうすると、競合調査が面倒になったり億劫になったりしてきて、最終的には、「まぁもういいや」みたいなことになってしまう方もいらっしゃいます。
もちろんそれで勝てているならば問題がないとも言えますが、リスティング広告は少しパワーバランスが崩れただけでパフォーマンスが上がったり下がったりするものでもありますので、できる限り他社の動きには目を配っていたほうが良いと考えています。
「でもそんなこと言ってもすべての競合他社なんて見てられないよ！」という方もいらっしゃると思いますが、すべての他社の動きを見なければいけない何てことはありません。
競合調査をしてみるとわかりますが、特定のキーワードを検索するとどういうわけか、「ここは相手にならないな」という広告が出てくることがあります。
例えば何かお問い合わせを得ようと思ったときに、もちろんターゲットユーザーが選定をするので広告の良し悪しがすべてを決めるわけではありませんが、「普通だったらここじゃないだろうな」という広告が結構出てくるケースもあります。
そういったところは別に普段からチェックをしなくても良いわけで、注目すべきは「一番いい広告」です。
要はその中で一番に自社の広告を選んでもらえればいいわけですから、競合調査をする際に出稿をしているキーワードで検索をしたときに出てくる検索結果の中で一番いい広告に勝つことが出来れば、選んでもらえる可能性は高まりますよね。
なので、その広告よりも「良い言葉」で、「良い伝え方」で、「良い誘導の仕方」で、「良いオファー」を出してあげれば勝つことができますよね。
競合調査というのは、別にたくさんの会社を調べなければいけないわけでもなく、その中で一番いい広告を探す作業だ、と考えると、少し楽な作業として考えることもできるかもしれませんね。
この競合調査をするときに見つける他社の「いい広告」というのはデザインがきれいとか斬新でキャッチーなことを言っているとか、そういうものではありません。
あくまでも検索ユーザーにとって一番目的を果たすことが出来そうだ、と感じられる広告が「いい広告」になりますし、そのいい広告を見つけるためには、やはり何よりもターゲットユーザーの事を知っていなくてはいけないのではないかと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
