競合他社との違いを見つけて、それをきちんと伝えていく
公開日: 2017年12月4日
リスティング広告というのは検索結果画面に、競合他社の広告と同じように自社の広告も表示されるので「比較検討されやすい広告媒体だ」という事は、このブログでも何度か書かせてもらっています。
色々と比較する部分というのはあると思いますけど、やはりネットでの比較だと「費用の比較」というものも大きな割合を占めてしまっていますよね。
何件か見積りを取ったり、その金額とサービスを見比べて他社の金額、サービスとを比較してみたりと、費用を前提とした比較検討をしているユーザーはたくさんいると思いますが、実際にその商品やサービスを提供する側（広告主側）からすると、相見積りを取られて比較検討されてしまう状態というのは、あまり嬉しい状況ではありませんよね。
もちろん費用に圧倒的な強みを感じているのであれば、そこを比較されるのは良いことだと思いますけど、そういうところというのは一握りで、多数の広告主の方は費用で比較検討されたくないと思っていると思います。
それではどうすれば費用での比較にならずに、検索するターゲットユーザーからのお問い合わせを増やしていけるのか？
やはり他社との違いを見つけて、ユーザーに対してしっかりと「伝えていく事」だと思います。
どんなにいい商品やサービス、または特別な付加価値を付けていても、その部分をユーザーにしっかりと伝える事をしなければ、優先して選ばれるということはありませんよね、なので当然相見積りになってしまいます。
「他社との違いでしょ？ウェブサイトにはきちんと書いてあるよ」という方はいらっしゃるかもしれませんが、書いてあったとしても”伝わっていなければ意味がありません”。
ユーザーが他社との違いを認識する所まで伝えられていなければ、見せていないのと一緒なので、ウェブサイトでの「見せ方」というのは非常に重要になってきます。
直感的に自社の特徴をわかってもらえるようにデザインするのか、きちんとした説明文を書いて、読みやすいように工夫するのか・・・、方法としては様々ありますので色々とテストをしてみると良いかもしれません。
仮にサービスが固定化されてしまっている商品やサービス、または他社でも扱える全く同じ商品、例えば「パソコン」だったり、「大画面テレビ」だったりなど他社でも扱える物販であれば、相見積りや価格だけの比較になってしまうのも無理はないのかもしれません。
ですが、そういった商材を扱っている場合でも「アフターフォロー」であったり、「対応の早さ」だったりと他社との違いを見つけて伝えていくことは出来ます。
実際に「ユーザーレビューを書けば送料無料」と言い、レビューを投稿してもらってお客様の声としてサイトへ反映させているネットショップも多いですよね。
同じ商品やサービスを取り扱っていても、売る人が違う以上ハード面でもソフト面でも何かしら競合他社との違いが出てくるはずです。
一度自社の商品やサービスはもちろん、接客態度、人物、お店の雰囲気など全てを見直し、ユーザーが求めている事と合わせて何を見せて伝えれば良いか考え、その内容を基にキーワードを選定し広告文に反映させ広告のリンク先ページへと落とし込んでいく、というように一貫性を持って見せて伝えていく事が出来れば値段だけの比較から抜け出せるのかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
