「検索する人が少ないから」というのは出稿しない理由にならない
またに「私が扱っている商材はニッチで一般ユーザー向けじゃないから」という理由でリスティング広告の導入に後ろ向きの方がいらっしゃいます。
“広告”と聞くとたしかに一般ユーザー向けの大衆向けの商品や商材との相性がよく、ニッチな商品や専門的な商材とは相性が悪いように感じるのかもしれませんが、リスティング広告においてはその限りではありません。
逆にニッチな商材であるほどチャンスが広がっているともいえるかもしれませんね。
リスティング広告というのは、どこにでも出てくる広告ではなく”ユーザーが検索をしたとき”に出てくる広告です。
ユーザーが検索をするという行為は、”問題、課題、願望を解決する”という行為です。
「鍵を失くしちゃった!どうしよう」、「会社の忘年会の場所を予約しなくちゃ!」、「何かいいプレゼントがないかな?」、「新しい時計が欲しいな」など、ユーザーは自身が抱えている問題や課題、願望を解決するために検索をします。
なので、ニッチで一般向けではない商材であったとしても、その商材自体、世の中でニーズがあるならば=数自体少なくても検索をするユーザーがいるならば、リスティング広告を出稿するメリットはかなりあると思います。
同じように、週末や夜間、年末年始やGWなどの大型連休の時などに「検索する人が少なくなるから広告を停止しよう」なんていう方もいらっしゃいます。
もちろん予算との兼ね合いもありますので、限られた予算を効率よく使うためであれば、そのような考え方もアリだと思いますし、それ以外にも対応が出来ないからとか、別の理由があればいいのですが、ただ単に「検索する人が少ないから~」という理由だけでは、正直、リスティング広告の本質を理解していないんじゃないかと思います。
数が少なくても検索をする人がいるんだったら、そこに罠(←言葉が悪いですけど)を仕掛けておくのがリスティング広告の利点の一つで、もし仮にその期間、競合他社が広告を停止しているのであれば、それはチャンスとしか言いようがありません。
それなのに、「ほかも出していないから・・・」と広告を停止してしまうのは愚策以外の何物でもありませんよね。
「結局母数がものを言うため、検索数が少ないと全然お問い合わせにならない」という方もいらっしゃいます。
たしかにそれも一理あるんですけど、数が少ないならばキーワードや広告文、広告のリンク先ページなど広告の質を高めていく事でユーザーにアクション(コンバージョン)を起こしてもらうように改善なり努力をしていく必要がありますが、これは数が多い/少ないに限らずやらなければいけないことですよね。
数が少なかったとしても、検索をするユーザーが少数でもいるならば、そのユーザーの問題や課題を解決することが出来ると声高に広告で出すことで、本来出会うことのできなかったお客様に出会う確率はかなり高まりますし、「自分の商品はニッチだけれども、どこの商品にも負けないんだ!」という強い想いを持っているならば、リスティング広告を出稿することを強くお勧めします。
株式会社アイエムシー 大塚雅智