ターゲットユーザーはより細かく設定しておいたほうが良い
リスティング広告を導入する際に、「自社のお客様はこんな感じの人だよな」とターゲットユーザーを設定すると思います。
これはリスティング広告だけの話ではなく、そのほかの営業方法だったりマーケティング活動とかでも同じだと思いますが、リスティング広告では”より細かなターゲットユーザーの設定”が必要となります。
どこに住んでいるのか、どんな立場の人なのか、男性なのか女性なのか、年齢はどれくらいなのかなどなど、誰に対して広告を打ち出していくかを決めておくことで伝えるべきメッセージが変わってきます。
またそこからさらに、ターゲットユーザーが検索をしたときの状況はどんな感じなのかも想定しておくべき事項の一つになります。
緊急度が高いのか、それともじっくり比較検討しているユーザーなのか、外からなのか自宅からなのか、会社からなのか、店舗の近くから?それとも遠くから?など、検索をする状況によって伝えるべきメッセージはもちろんですが、ターゲットユーザーをより具体的に想定しておくことは、リスティング広告のターゲティング設定にも大きく影響を与えますし、それは詰まるところ正しくユーザーを誘導することに直結しますので、結果として成果にも大きな影響があるとも言えます。
もちろん、リスティング広告を成功させるための要因というのは、このターゲットユーザーをより細かく、具体的に設定しておくことだけではありませんが、ここをうまく設定していなかったり、あいまいにしたまま設定してしまうと、ターゲットユーザーががそもそもウェブサイトに来訪しないようなアカウントになってしまう可能性もあります。
ターゲットユーザーがウェブサイトに来訪しないということは、お問い合わせ完了や購入完了というコンバージョンに繋がらないばかりか、失敗にも気が付きづらくなります。
ターゲットユーザーが来訪しているという前提のもと、ウェブサイトの改善をおこなったり入力フォームの改善をおこなったりしても、実際にはターゲットユーザーが来訪していないんだから全く意味のないモノになってしまいます。
リスティング広告は設定次第で、広く浅くユーザーに広告を見せていく事もできれば、本当にピンポイントでドンピシャのターゲットユーザーを連れてくることもできる便利な広告媒体ですが、それゆえに広告主側が意図としていない形で広告配信されてしまうこともあり、それが失敗のもととなっているケースが多数あります。
そういった失敗をしないためにも、まずは「ターゲットユーザーを細かく設定する」ということは一番最初の大切なタスクとして考えておいたほうがいいと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智