効果を改善するための指標とは？
公開日: 2018年1月12日
リスティング広告では様々な指標が出てきますが、それらの指標は効果を測定するためのものとして利用するだけではなく、リスティング広告の効果を改善するためにも利用しますよね。
効果を改善するために・・・というところから考えると、やっぱりコンバージョン数だったりコンバージョン率だったり、1件あたりの獲得コスト（CPA）などに目がいくと思いますが、それらコンバージョンに関する数値というのは、それこそ「効果測定のための指標」であり、効果を改善するための指標というのはコンバージョンに関する数値以外のところにあります。
コンバージョンに関する数値以外というのは、インプレッション数やクリック率、クリック数、クリック単価、平均掲載順位などのことを指しますが、これらの数値を変えていく事で、効果が改善されていきます。
例えば、コンバージョン数を伸ばすためであれば、インプレッション数が増えればコンバージョン数もそれに合わせて伸ばしていく事が出来ると想像は出来ますよね、またクリック率であれば、クリック率が上がればその分クリックすも増えますので、コンバージョン数を伸ばしていくことが出来そうだと考えることが出来ます。
では「コンバージョン数を伸ばすために」という目的から平均クリック単価を見てみると、「それはちょっと関係ないんじゃないかな」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そうでもないんですよね。
予算が限られている場合、1件あたりの獲得コストを下げることで全体の獲得出来るコンバージョン数を増やすことが出来ます。
1件あたりの獲得コストを下げる方法の一つに平均クリック単価を下げるという方法がありますので、平均クリック単価もコンバージョン数を伸ばすために関係してきますよね。
また、平均掲載順位にしても同じように効果を改善するための指標として使う事が出来ます。
コンバージョンが取れているキーワードのクリック数を伸ばすのであれば、そのキーワードの掲載順位を上げてクリック率を高めていくというのも策の一つとなりますよね。
このように効果を改善していくための指標というのはコンバージョンに関する数値ではなく、それ以外の数値にあると言えます。
広告の表示回数だったりクリック率だったり、コンバージョンに関する数値と比べると軽視されがちですが、効果を改善していくためにはそれらの数値の改善が必須となりますので、それらに着目していくというのはとても大切なことだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
