成果の確認から新たな施策まで幅広く使える検索クエリレポート

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リスティング広告では様々なデータが確認出来るという点が特徴の一つでもありますが、多種多様なレポートの中で「検索クエリレポート」は、今までおこなってきた施策の成果を測る上でも重要ですし、今後の改善や新たな施策を見いだしていく上でも大切な資料となります。

検索クエリとは、ユーザーが実際におこなった検索キーワードの事で、その検索キーワードを確認出来るのが検索クエリレポートです。

リスティング広告でキーワードのマッチタイプの設定を部分一致にしている場合、設定してあるキーワードの前後に他のキーワードが付いていたり、似たような意味を持つ全く別のキーワードで検索されたときに広告が表示されたりと、かなり幅広い範囲で広告を表示する事が出来ます。

広告主としては、自分では考えつかなかった検索クエリに対して自社の広告を出すことが出来るというメリットのある機能であると同時に、拡大解釈され過ぎてしまいターゲットではないユーザーへも広告配信されてしまうというデメリットも含まれます。

なるべくデメリットをなくすべく、除外キーワードの設定をおこなったり広告文できちんと「自分たちはこうだ」と伝えていったりしなければいけないのですが、その「きちんとターゲットユーザーに届けられているか」の確認に、この検索クエリレポートが役立ちます。

自分ではきちんとターゲティング出来ていると思っていても、実際にはあまりターゲットではないユーザーからのクリックが多かったりもしますし、この検索クエリレポートを確認して、もしターゲットではないユーザーからのクリックが多いようであれば、再度設定を見直さなければいけません。

リスティング広告でコンバージョンを得るためには、まずはきちんとしたターゲティング設定やターゲットユーザーに向けた施策が重要で、それらの施策がうまくいっているかという事を検索クエリレポートで確認出来ます。

また、設定の仕方にもよりますが、ターゲットではないユーザーの検索クエリというのは、その時々で変わってきますし、新たな検索クエリと次々と出てきますので、定期的に確認することが重要です・

この検索クエリレポートはターゲットにきちんと届いているか施策の確認だけではなく、一緒に検索をされたキーワードから、新しい切り口を生み出したりなど、今後の新たな施策の発想にも使うことが出来ます。

掛け合わされたキーワードを見て「ああ、こういう人もターゲットユーザーだなぁ」と気が付くことも多々ありますし、想定していなかった検索クエリが出てくるのは、つまり想定していなかったターゲットユーザーの発見ということですので、想定していなければ、それらユーザーに対してのメッセージというのは弱いままです。

新たなターゲットユーザーへのメッセージを強くすればコンバージョン数を増やすきっかけを作ることも出来ますので、検索クエリレポートでそういうユーザーを探していくのも良いと思います。

設定や予算によって、検索クエリの数が莫大になってしまうなんていう事もありますが、定期的に確認するとともに、除外キーワード候補、追加キーワード候補とテーマを持ってレポートを見ていくだけでも変わってくると思いますよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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