プロ向けに広告を出してコンバージョン数を増やす
お客様目線がすごく大事だ、ということで、なるべく専門用語など使わなかったり、あまり詳しくない人にもわかるような言葉を使ったり……、ということは間違いではないですよね。
自社の商品やサービスの購入を検討している人たちは、”業界外”の人というケースが多いので、業界外の人に対しても商品のメリットやサービスの特長などをわかりやすく伝えるために、簡単な言葉で書くというのはすごく大事なことで、要は「伝わらなければ意味がない」ということも言えるのですが、これはあくまでも「一般ユーザーに対しての伝え方」であって、そうでないケースもあります。
例えば、業界の事をよく知っている人向け、プロに向けたの広告。
一般のユーザーを初心者として考えた場合「プロ」とは、”ある程度業界の事を知っているユーザー”の事です。
その業界に従事していないまでも、様々なことを調べて知識が豊富にあったり、よく勉強をしていたり、その業界の人から色々な話を聞いていたりして専門用語もほぼ理解しているような人の事で、それらの人たちに対して広告を出していくというのもコンバージョン数を増やすための手の一つでもあります。
プロを狙うメリットとしては、初心者である一般ユーザーよりも母数はかなり少なくなりますが、その分購買意欲も高いのでやり方次第でコンバージョン率はかなり高くなりやすい、という点です。
また用語や業界内の事を知っている分、「自分たち(広告主)と感覚が近い」ため伝え方という部分では、初心者向けのものを考えるよりも簡単になりますよね。
自分たちと価値観も似ているため、自分たちが良いと思っている点について共感をしてもらえる可能性も高いので、訴求していくという点ではやりやすいかもしれません。
このプロに向けた広告を打つ場合、意識して行かなければいけないのは、やはり「競合他社」になります。
業界について知識がある分、冷静に他社製品やサービスと比較検討する事が出来ますので、他社との違いや他社よりも優位な部分をより明確にした中で、メリットを伝えるようにしていく必要があります。
伝え方以外にも、キーワードの選定やアカウントのターゲティング設定などでも、プロ向けにしていく事が非常に大切です。
上で書いたように、キーワードも平易なものより、専門用語のほうがよりコンバージョン率が高くなる事もありますし、扱っているサービスや商材によってはデバイスの設定、時間帯、曜日などの設定も変えていく事も必要となります。
もともと母数が少ないので、少ない表示機会には必ず広告を表示させたりしないといけないですし、そういう点では一般向けのものよりも気を付けないといけない点も多くありますよね。
リスティング広告で今よりもコンバージョン数を増やしていきたいと思った時、プロに向けた広告というアイデアも検討してみる価値はあると思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智