パフォーマンスが落ちてきたらまずアカウントに手を入れる
どんな事でもそうだと思いますが、リスティング広告を運用していてよく思う事があります。
それは「何もしなければ何も変わらない」という事です。
リスティング広告を運用して出てくる数値というのは、もちろん競合他社の状況の変化や季節要因などで、何もしなくても変わることも多々あるのですが、基本的には何もしなければ数字や成果は変わりません。
リスティング広告をスタートしてみて、当初予想していたパフォーマンスよりも実際に運用してみたパフォーマンスの方が悪かった場合、なんでだろう、どうすればいいんだろうとアレコレと施策を考えていくのだと思いますが、色々と考え過ぎて、どこから手を付けるべきか、優先順位はどうするかと考え過ぎてしまうと、なんだかよくわからなくなってしまった経験もありますよね。
「この施策をすると、コンバージョンは取れるかもしれないけれども、費用対効果が悪くなってしまうんじゃないか……」と、考え過ぎてしまったがために、どうしたらよいかわからず、結果としてどこにも手を付けられない状態になってしまう……。
そういうときには少し冷静になり、いまここで何もしなければ、何も変わらないんだよ、と言い聞かせると良いかもしれません。
良くない状態であったならば、その時に何も施策をしなければ広告のパフォーマンスは変わらずに悪いままですし、もし新たな施策をおこなった結果が、また良い方向に行かなかったとしても「これはダメだったな」という経験は残っていくのでマイナスにはならないと、考える事も出来ますよね。
リスティング広告の運用を「面白い」と言ってしまったら不謹慎な気がしますけども、自分で手を加えた結果、数値が良い方向に改善されたときの快感というのは実際に運用している人にしかわからない感情ですが、これはそういった苦しみがあるからこそ感じられるのかもしれません。
リスティング広告でパフォーマンスが良くないとき、調子が悪いときに、あたり前ですが祈るだけではパフォーマンスは改善されません。
リスティング広告の運用をしていたら、いくら調子よく運用が出来ていたとしても、必ずパフォーマンスが下がってくる時期がありますので、パフォーマンスが下がってきたなと思ったならば、まずは改善施策を考えるのと同時にアカウントへ手を入れていきましょう。
日々の積み重ねなくして成功はあり得ませんからね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智