除外キーワードはマッチタイプを有効に使う
リスティング広告を運用する際、まずはどんなキーワードで検索されたときに広告を表示させたいか考えて、キーワードの設定/入札をおこなっていきます。
キーワードを入札する際に、キーワードをどこまで拡げて広告表示させていくか、どの程度ユーザーへのリーチを拡げていくかという意味として、部分一致や完全一致などキーワードのマッチタイプも合わせて設定していきます。
どのマッチタイプが良いかというのは、リスティング広告の運用方針に合わせてそれぞれだと思いますが、デフォルトの状態だと部分一致として登録され、入札しているキーワードだけではなく、入札したキーワードの前後に他のワードが付いている場合や、そのキーワードに関連するワードなど幅広いユーザーにリーチをしていく事が出来るようになります。
ただ、部分一致で設定すると、とんでもない拡大解釈をされて、「それはアリなのか?」というところまで広告が表示されてしまうということはよくありますよね。
そのため、リスティング広告を運用する時には部分一致に限らず、「除外キーワード(Yahoo!広告では「対象外キーワード」)」の設定が非常に重要となってきます。
この除外キーワードの設定についてですが、除外キーワードにも「部分一致」、「フレーズ一致」、「完全一致」とマッチタイプが存在し、除外キーワードも適切なマッチタイプで設定をする必要がありますが、除外キーワードにおける”部分一致”というのは、通常のキーワードを入札する時の部分一致とは意味が若干違います。
通常、キーワードを入札する時の部分一致というのは、先ほども書きましたが入札をするキーワードはもちろん、その入札をしたキーワードの前後になにか他のキーワードが付いている場合や、入札したキーワードの類義語、表記のゆれ、誤字、関連語句など、ユーザーが検索する様々なキーワードに対して広告が表示されます。
なので、除外キーワードも部分一致で設定すると幅広く除外され、下手したら、ターゲットかもしれない検索キーワードも除外してしまうのではないか・・・と考えてしまいがちですが、実はそうではありません。
例えば、「花 通販」というワードを”部分一致の除外キーワード”で設定をした場合、「花 通販」、「通販 花」という検索クエリは除外されますが、「カーネーション 通販」とか、「バラ 通販」という検索クエリでは広告が表示されます。
「カーネーション 花 通販」は表示されませんが、「カーネーション 花 ネットショップ」は広告が表示されてしまいます。
つまり、除外キーワードの部分一致は部分一致というよりは「絞り込み部分一致」だという事です。
部分一致で除外キーワードを設定した時には、そのキーワード内に含まれる語句全てが検索キーワードとして使われた場合に広告が表示されなくなるという事です。
今まで入札するキーワードの部分一致と同じように、除外キーワードの部分一致も幅広くブロックされてしまうから、と、フレーズ一致や完全一致で手間を掛けて除外キーワードを設定していた方も居たかもしれませんが、除外キーワードの部分一致を正しく理解しておくと、キーワードの運用やコントロールが非常にスムーズになり、今まで以上に効果的な運用が出来るようになると思いますので、上記、ぜひ知っておいて損はないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
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