リスティング広告をスムーズに開始するための考え方

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リスティング広告の導入を考えている方は、キーワード出しや広告文を考えたりとしなければいけない事があるので、「色々と大変そうだな」と感じられるかもしれませんが、リスティング広告の導入を決めたあと、以下の2つの点だけ先に決めてしまえば、その後の作業は意外とスムーズになるかもしれません。

・目標コンバージョン数、目標獲得コストを決める
・ターゲットユーザーを決める

目標となるお申込み獲得数(コンバージョン数)、1件あたりの獲得コスト(CPA)を先に決めておくことで、予測数値を割り出し、初期の段階での上限クリック単価の設定が出来ます。

予測数値を出さないでリスティング広告をはじめてしまうと、パフォーマンスが良くなかった時の原因の特定があいまいになってしまう事もありますので、まずは目標数値を出すところからはじめます。

この時、お申し込み獲得数は多ければ多いほど、1件あたりの獲得コストは低ければ低いほど良いと考えてしまうと思いますが、あくまでも現実的なラインで「ひとまずの目標」を立てましょう。
リスティング広告の運用をはじめてから上方修正しても構いませんので。

目標数値を出してしまえば、リスティング広告の運用を開始した後に、コンバージョン数や1件あたりの獲得コスト以外でも広告の表示回数、クリック数など広告としての掲載結果が数値として確認できますので、目標数値を決めて、その目標に達しなかった場合やさらに数値向上を目指す場合はその他の掲載結果の数値を見て現状の仮説を立てて改善作業を行っていく、という流れになっていきます。

「ターゲットユーザーを決める」という部分はキーワード選定をする上で非常に重要です。大まかなターゲットユーザーから、ニーズや使い方、その商品やサービスの検討レベルなど細分化していき、キーワードを発想していくので、なるべく細かなシチュエーションでターゲットユーザーを決めていきます。

またターゲットユーザーを決める事は上記キーワード選定以外でも、広告文の設定や広告のリンク先ページ(ランディングページ)を決める上でも必須です。

先程も書いたように、目標数値は運用していく上で変更していっても構いませんし、ターゲットユーザーも確認と見直しを繰り返して最適化していって構いません。(というか、最適化していったほうがもちろん良いです)

リスティング広告のアカウントを構築する際、目標やターゲットが明確になっていないで「まずはこのキーワード」というようにやっていると、チグハグな構造になってしまい、リスティング広告の運用後の効果測定や最適化が難しくなってしまう恐れもありますので、まずは上記2つを決めることからはじめると良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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