部分一致と完全一致のメリット、デメリット、デメリットの対処法
公開日: 2012年8月29日 ／更新日: 2020年9月25日
キーワード選定をした後に、キーワードのマッチタイプを部分一致にするか、完全一致にするか悩まれる方もいらっしゃると思います。
どちらが良いかという事はないと思いますが、リスティング広告を運用する上での戦略等に合わせて、最も効果的な方法を見つけて設定していかなければいけません。
場合によっては絞り込み部分一致やフレーズ一致なども使い、パフォーマンスを上げていかなければいけないと思いますが、今回は部分一致と完全一致、それぞれのメリットデメリットと、デメリットの対処法を簡単にご紹介します。
部分一致→
メリット：入札していないキーワードでも広告表示できるため、幅広くアピールする事が出来る
デメリット：ターゲット以外からのクリックが発生する恐れがある
デメリットの対処法：広告グループをきちんと分け、商品やサービスがどんなものなのかを広告文できちんと伝える。
除外キーワードの設定をきちんとする
完全一致→
メリット：キーワードによる無駄なクリックは基本的には発生しない。
デメリット：キーワードの広がりがないため、ターゲットであったとしても入札していないキーワードでは広告表示されないので取りこぼしが発生する恐れがある。
デメリットの対処法：とにかく思い付く限りターゲットとなるユーザーが検索しそうなキーワードに入札する。
部分一致は検索をするユーザーに対して幅広く訴求する事が出来ますが、少なからず無駄なクリックが発生してしまいます。
商品名、ブランド名のような、もう十分その商品やサービスが認知されているキーワードは別ですが、
そういったキーワードではない場合、無駄なクリックを極力減らすために商品やサービスの中身や特徴、競合他社と比べた時の強みなどをわかりやすく広告文で伝える必要があります。
また全く関係のないキーワードでも広告表示される場合がありますので、除外キーワードの設定は必須です。
完全一致は部分一致の逆で、キーワードとしての無駄なクリックは心配する必要はありませんが、想定出来なかった（入札していない）キーワードでは広告表示されませんので
それを補完するために、考えられるだけのキーワードを出していき入札していかなければ、機会損失につながる恐れがあります。
ただ部分一致でキーワードの運用をし、検索クエリを確認してみると、本当に様々なキーワードで検索されているんだなぁと感じる事が多々あるので、完全一致で設定した場合、ある程度の機会損失は仕方がない事だと思います。
もちろん、アカウント内全てのキーワードに対して部分一致か完全一致かを選べ、というわけではありません。
Yahoo!リスティングもGoogle広告もキーワード単位で部分一致、完全一致の設定が出来るので両方をうまく組み合わせていく事も良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
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