月末の予算不足に注意
皆さん、こんな経験をされたことはないでしょうか?
・月末近くになると、その月の広告費が消化してしまい、広告が止まってしまった。
・月末近くに1日の予算を少なくして、広告の表示頻度が下がってしまった。
1ヶ月単位で、広告費の予算を組んでいる場合、そこまで少額で運用しているわけではないのに、月によっては月末近くに予算が無くなってしまったり、予想よりも消化が早かったため、最後の1週間は1日の予算を極端に少なくしてしまったり・・・。
もちろん、あらかじめ1日の予算を適正に設定していれば、月末に予算不足になる事はありませんが、「なんとなく予算の消化が少ないな?」と、月の途中で1日の予算を多めに変更し、月末近くで気が付いたら予算がもう底をつきそうになっていた、とか。
このような状態になっていた場合、それがすごく”もったいない事”になっているかもしれないので注意が必要です。
なぜ、もったいない事になっているのかというと、それは「競合他社でも同じようなことが起きているかもしれない」からです。
予算が不足してしまった結果、広告が表示される競合他社が、いつもより減るのであれば、掲載順位はいつもより高くなる可能性がありますし、クリック単価も普段より低くなる可能性がありますよね。
同じような条件で広告を出しているだけなのに、他社が予算不足に陥っている・・・というだけで、掲載順位もクリック単価も良くなるというのはちょっとした魅力ですし、なにより競合他社の広告が出ていないわけですから、検索をしたユーザーの選択肢に自社の広告が残りやすくなりますので、結果としてコンバージョンをする確率も高まります。
さらに、月末って25日とか給料日のところが多いですよね。
これもサービスや商材によってだと思いますが、給料日後にお客様の購買意欲が高まるとしたら、この25日から月末までの期間に広告が出ていないというのはとてももったいないことだと思います。
もちろん、すべても業種で起きているとは言い切れませんが、自分の出稿しているもので、このようなことが起きていないかどうか一度調べてみると良いかもしれません。
調べる方法としては、1ヶ月を通した日別のレポートで、掲載順位やクリック単価の変化を見てみることです。
特になにか施策をしていないのに、月末が近付くにつれて掲載順位が上がっていたりクリック単価が下がっていたりしたら、”月末に予算が足りなくなる他社がいる”という事が考えられますので、それまで力(予算)を温存し、月末近くに開放する、なんて施策を考えてみるのも面白いかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智