キーワードに出来ないニーズを見つけてコンバージョン数を増やす
リスティング広告はユーザーが検索をしたキーワードに対して自社の広告を表示させることが出来ます。
「検索」という行動は、自分の探したいものがあるからの行動であって、それはつまり、ニーズが顕在化している状態でもあります。
なので、リスティング広告というのはニーズが顕在化したユーザーにリーチするのには最も適した広告だと言えますよね。
ニーズが顕在化しているわけですから検索をしたユーザーが求めているものを用意してあげればコンバージョンにはなるような気もしますが、1ユーザーのニーズというのは一つではありません。
例えば、「車を買い替えたい」というニーズがあったとしても安いものが欲しいとか、スポーツカーがいいとか、特定の車種がいいとか、さらに深いニーズが存在し、実はその部分こそがコンバージョンに大きな影響を及ぼします。
上記の例で言えば安いとか特定の車種が欲しいなんてニーズは検索キーワードにも出てくると思いますので、そのあたりまではカバー出来そうですが、厄介なのは”検索キーワードに出てこないニーズ”です。
車はスペックがある程度決まっているので、検索キーワードに出てこないニーズを想像するのは難しいのですが、来店型の店舗集客をリスティング広告でおこなっている場合、「その日の予約はOKなのか」「すぐ行きたいけれども大丈夫なのか」とか、「他店からの乗り換えは対応しているのか」とか。
「当日OK ネイルサロン」なんて検索をするユーザーも中に入るかもしれませんがどのような検索キーワードにしたらいいのかちょっと迷ってしまいますよね。
そういった検索キーワードに表れないニーズを拾っていくことで、ユーザーからの共感を呼びコンバージョンへと繋げていくことが出来ます。
これはキーワードは出てきませんので訴求するとなれば広告文や広告のリンク先ページということになります。
広告文で反応をテストしていくのでもいいですし、リンク先ページやウェブサイト内でA/Bテストするのも良いでしょう。
検索キーワードに表れないニーズの見つけ方について……、これは仮説と立てるとしか言えないのですが、仮説を立てるにしても、いままでのデータを参照し、「こういう傾向があるならこれもアリかも」とか、あとは実際にお客様とお話をして何を求めていたのか探るなんて事も良い方法だと思います。
どちらにしても難しい事と言えば難しいことなのですが、コンバージョンに対する影響力は絶大ですし、それらの柱を見つけることは、リスティング広告のみならずマーケティング活動の軸にもなり得ますので、ぜひ一度、考えてみてはいかがでしょうか。