然るべき場所に広告を出しているか?
リスティング広告を導入して数ヵ月、決して調子がいいとは言えない状態のアカウントがありました。
ただ、きちんと改善をおこない少しずつですがお問い合わせも増えてきて、上向いた状態のアカウントです。
そのアカウントで先日、コンバージョンが爆発したんですよね。
あまりバンバンとお問い合わせがくるような業種ではなく月10件もくればいい方だ……といった感じだったのですが1週間で20件以上も問い合わせがきて、現場の人たちもすごく驚かれていました。
どうしてそのようなことになったのか?その理由は「台風」だったんです。
今年は夏を過ぎてから大型の台風がたくさん来ましたよね、それにより依頼や相談が急増したというのです。
まぁ確かに関係ある業種だし……と思ったのですが、きちんと需要があって検索がされていたらお問い合わせまで繋がるんだなぁと、すごく実感出来た体験です。
それまでも基本的な施策は変わらず、とにかく無駄なクリックを生まないように、そして検索をしてきたコアユーザーに対しては出来るだけ上位で広告表示させてクリックをしてもらうようにと設定をおこなっていました。
それでもポツポツとお問い合わせがあったのですが、あまり数が多いわけではなかったため、「狙いどころが悪いのか?」と疑心暗鬼になったりもしていました。
ですが、その狙いは間違いではなかったと証明できたわけです。
リスティング広告でコンバージョンを獲得するためにはキーワードの選定や広告文での訴求の仕方はもちろん、広告のリンク先ページでの伝え方とか見せ方とか、色々な要素が絡み合っています。
調子がよくないと悪い原因はどこなのか色々と考えてしまいがちですが、その中でリスティング広告の基本中の基本である「然るべき場所へ広告を出しているか?」という考えを疎かにしてしまう事も少なくありません。
きちんとターゲットユーザーが検索した時に上位に掲載出来ているか、ターゲットユーザーにクリックされるようにしているか、検索した時の心情に沿うようにしているか。
そういった事を改めて考え直してみるというのも改善策の一つとして持っておくのは悪くはないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智