入札するキーワードは検索をするユーザーの立場で考える

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世の中には、普段から目にするものでも、名前がよくわからないものがありますよね。

例えば、ゴルフショップでゴルフクラブが陳列されているディスプレイ用のゴルフクラブを支えているもの、とか。

ゴルフ用品店に勤めている方であれば、もしかしたらあの物の名前を知っているのかもしれませんが、仮に今、この会社で「ゴルフショップを始めるから、お前はゴルフクラブのディスプレイ担当な!」なんて言われたら、どうやって探そうかと困ってしまうと思います。

ほかにも、自社で扱っている商品や商材、サービスで、自分やその業界の人は当然のこととして知っているけれども、一般の方はほとんど知らない、というものってたくさんありますよね。

一般人が、その商品を見せられて「これなんていう物か知ってる?」と聞かれてたら10人中10人が「知らない」と答えるか、もしくは”なんとなくそれっぽい名前”を勝手につけて言ってしまったり。

そういう一般的ではない、ニッチな商材やサービスでリスティング広告をする場合、あまり認知されていないため広告の表示回数(インプレッション数)が少ないという問題に直面しますよね。

表示回数が少ないと、それに合わせてクリック数が少なくなりますし、クリック数が少なければお問い合わせや購入といったコンバージョンまでたどり着く数も少なくなるため、ちょっと困ったことになってしまいますよね。

でも、ユーザーからしてみたら、その物の名前を知らないので、こちらで入札したキーワードでは検索しようがないですよね。

検索されなければ、広告を出していても意味がありませんので、そういったユーザーが検索をしそうなキーワードを探していかなければいけません。

そういったときに、先ほどの一般の方に聞いて答える「なんとなくそれっぽい名前」というのもキーワードの候補に入れるとよいかもしれません。

別にリスティング広告では、”ズバリそのもの”なキーワードでなければ入札してはいけないなんて決まりはありませんし、入力ミスや少し間違ったキーワードでも、それが売れるのであればどんどん入札しても構いません。

ニッチな商材であれば、元々の検索数が少ないので、「本来ちょっと意味が違うんだけどな、これだから素人は・・・」と思ってしまうようなキーワードでも入札していくことで、広告の表示回数やクリック数を増やす事が出来ます。

もちろん、広告の表示回数やクリック数をただ増やせばよいわけではありませんが、広告の表示回数やクリック数がなければ売れるものも売れませんし、最適化していくことも出来ませんので、まずはその部分を増やしていくことが先決です。

これは「誰をターゲットとして見ているか」によって変わってくるので、一般の方向けではなく、知っている人向けに販売するのであれば、逆に専門用語のみ入札するという方法もありますが、そうでない場合には「一般の方がこの商品を何と検索するのか」を考えることでキーワードの幅を広げることが出来ます。

またキーワードの幅を広げることは集客の幅を広げることですので、より多くのコンバージョンを獲得できる可能性を秘めていますよね。

先ほども書きましたが、まず広告の表示回数を増やし、クリック数を増やしていくことは良いのですが、そのままにしてしまっては無駄な広告費になってしまう可能性もあります。

クリックされてきたら、今度は効果測定をし改善を繰り返すことで、より費用対効果の高い広告活動が出来てくるのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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