媒体の特長をよく理解して広告媒体を選ぶ
色々な商材、ビジネスでdsp(ディスプレイネットワーク)を使っていますが、日頃から検索連動型広告とは違うなと感じています。
もちろん条件によって変わりはありますけど無料とかお試し系とかはdspでコンバージョンがよく取れる……。
なんで違いが出るんだろうな~なんて考えてみましたがインターネットでの閲覧行動や検索の行動と照らし合わせてみるとたしかに合点のいく事でもあります。
検索→探したいものがある、目的がはっきりしている。
dsp→あくまでも受け身、今すぐ必要性を感じていない。
つまり、dspユーザーは今すぐ必要だと感じているわけではないからリスクが低かったり、リスクのないお得な情報であれば興味を示すのではないかと。
こういったところから考えると、きちんとターゲティングしたうえでの話ですが、サンプル配布や無料セミナーとかの集客はやはりdspは効果的かと。
かといって高額商品がdspに向かないというのはまたちょっと違いますよね。
dspにもターゲティングの種類があり、ウェブサイトへの再訪を促すリマーケティングなんかだと、検討期間の長い高額商品などには最適です。
一度見てもらった自社の商品に対して「覚えておいてもらう」「思い出してもらう」という働きかけをしていくのは非常に有効ですし、見込み客とのタッチポイントを増やすというのは非常に重要なことですし。
上記のようにdspがものすごく威力を発揮するケースというのは普段のビジネスの中でも結構あって、「ネット広告=検索連動型」みたいに思っていると、お客様を取りこぼしにも繋がります。
もちろん何でもやればいいわけではありませんが、広告へ出す商材やビジネスによって、どんな媒体が合うのか検討することは必要ですし、その際には媒体の特長をきちんと理解し、どういうユーザーにリーチが出来るのかを把握することが重要です。
特長を把握した中で、予算配分やメッセージの伝え方を変えていくと、今よりももっと効果的な広告活動が出来るのではないかと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智