改善は数字の先にいるターゲットに目を向ける
リスティング広告で日々アカウントの改善を行っているにもかかわらず、徐々にパフォーマンスが落ちていってしまった、なんてことありますよね。
「自分はこんなにも頑張っているのに!」という気持ちにもなりますが、そういう時って、大抵”ターゲットユーザーのズレ”が原因なんですよね。
すなわち、最初に思い描いていたターゲット像から徐々に離れていってしまったことに原因があることが多いです。
なぜこのようなことが起こるのかというと、やはり「数字をよく見て数字を改善しようとするから」なのかなとも思います。
リスティング広告を運用するうえで、数字をよく見ることはとても大切なことです。
それぞれの数字の意味を適切に把握したうえで、その数字をどのように改善していくのか?という事の繰り返しが「リスティング広告を運用する」という事にもなりますが、数字の先には、あたりまえですがお客様がいらっしゃいます。
リスティング広告の効果を改善する=経営課題の中の主に集客の部分を解決するという事ですので、改善すべきはリスティング広告の数字ではありませんよね。
まずはお客様のほうを向いて、そこからどうするのか考えていかなければいけませんが、数字ばかり追いかけていると、ついお客様(ターゲット)の事を置き去りにしてしまう事があります。
お客様不在のまま改善をしたところで、良い結果が出るわけもなく、徐々にパフォーマンスも落ちていってしまい・・・。
そうならないためにも、きちんとターゲット像を常に明確に持ち続けて改善をしていくのはもちろんのこと、もしパフォーマンスが落ちてきたら、また改めてペルソナを作り、ズレた感覚を元に戻す作業が必要となります。
ここで再度作るペルソナは、今までのペルソナを踏襲する必要もなく、最初に作ったペルソナと違っていても問題は特にありません。
大切なことはターゲットを中心に置いて改善施策を考えることであって、ペルソナの出来自体、あまり問題ではないように思います。
初めに作ったペルソナなんて、そのまま変わらずという方のほうが少数派なくらいリスティング広告を運用してみて初めて気が付くことも多いですよね。
何が正解か、何が間違っているかというのはここでは関係はなく、あくまでも改善施策は「お客様を向いて」という事。
そのために、もし感覚がズレてきてしまったら、初心に戻る意味も込めて、ペルソナづくりをするといいと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智