細かい施策の積み重ねが良い結果を生む
リスティング広告は現在、ECサイトはもちろんBtoB、BtoCなど、業種・職種を問わず、本当に様々な場面で活用されている広告ですよね。
またリスティング広告には様々な特長があり、その特長をきちんと生かして運用する事が成功への近道とも言えます。
そのリスティング広告の特長の一つとして、「効果を検証し、改善する事が出来る」というものがあります。
広告の配信状況や掲載結果から、どれくらい購入やお問い合わせに至ったのか、その購入やお問い合わせの1件あたりの獲得コストはどれくらいなのか、というように全て数値として把握する事が出来るので、その数値を確認し広告の効果を検証するとともに、何か問題があるのであればその原因を突き止めて施策をする事で、数値の改善も見込む事が出来ます。
配信状況などの数値もほぼリアルタイムで確認する事が出来ますし、改善施策した内容もほぼリアルタイムで反映されるので、そういったスピードの早さという点も特長の一つですので、無駄な広告費を生まないためには何か問題が起きた時にはすぐに改善したい所ですね。
ただ、定期的に確認したり施策をしたりする時間がないという方や、そういう確認や施策が面倒だと感じる方もいらっしゃると思います。
でもリスティング広告は、こういった細かい確認や細かい施策を積み重ねていくことが無駄な広告費をなるべく出さないようにし、費用対効果の改善にも繋がっていきますので、そういう細かい積み重ねこそが成功への近道だと言えますね。
例えば「検索クエリを確認する」という作業があります。
キーワードの設定を完全一致にしていないと、こちらが意図としていない検索キーワードで検索をしたユーザーに対しても広告表示され、クリックされてしまう恐れがあります。
そういうキーワードをそのまま放置していると、同じようにまた検索された時に表示されクリックされる恐れがあります。
「数が少ないからあまり気にしない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、1つ1つの検索クエリでの表示回数やクリック数は少ないかもしれませんが、そういったキーワードが10、20、100、200と増えていたらかなり違いますよね。
そういったキーワードを除外設定するだけでも費用対効果は変わってくると思いますし、特に部分一致でキーワードを入札している場合、初期設定の段階で除外キーワードの設定をしていたとしても、こちら側が到底想像できなかった検索クエリでクリックされていたという事はザラです。
そういう事の無いように、検索クエリを定期的に確認し適宜対応していく事は、それ以降の無駄なクリックを増やさない非常に重要な作業です。
また、前後の数値の比較をするという作業も定期的に行ったほうが良いですよね。きちんと運用されている方であれば前後の比較はしているのかもしれませんが、全体の数値だけでなくキャンペーン毎、広告グループ毎で数値を確認し気になる所や変化の大きい所などがあれば、キーワード単位で変化を確認するなどして、施策をしていくと良いと思います。
インプレッション数が急激に減ってしまった、クリック単価が急激に上がってしまった、などコンバージョンになっているキーワードでそのような状態になっているのであれば、一刻も早く改善する事で機会損失を最小限にする事が出来ます。
この他にもまだまだ、色々と見ていかないといけないところ、確認して改善していかないといけない所はたくさんあります。
ただこういった数値を確認して、細かい作業を繰り返しおこなう事はリスティング広告の効果を上げる事に直結してくるので、面倒でもきちんと日々改善作業をしていく事をオススメします。
株式会社アイエムシー 大塚雅智