リスティング広告を導入して効果がなかったと感じている方へ

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リスティング広告を以前導入してみたが、「効果を実感できなかったからやめてしまった」という方もいらっしゃると思います。

リスティング広告はあくまでも「広告」なので、その広告としての効果を実感できなければ、当然「出稿をやめる」という選択肢も出てくると思いますが、やめるという結果に至った原因とその対策を少し書かせていただきましたので、参考にしていただけたらと思います。

■やめる原因:コンバージョンが1件も発生しなかった

この例で考えられるのは、「リスティング広告を導入していた期間が短かったのではないか」、「予算が少なかった、もしくは縛りがきつすぎた」という事が考えられます。

リスティング広告は即効性のある広告ですが、それはあくまでもサイトへのトラフィックという部分では即効性はありますが、コンバージョンを獲得していくという、結果の部分は、もちろんですが必ずしも即効性があるわけではありません。

すぐにコンバージョンが発生する商材やサービスもありますが、業種業態によって様々ですし、コンバージョンを獲得するためには適切な広告のリンク先ページ(ランディングページ)が必要となってきます。

また、リスティング広告は「改善を繰り返す事で効果を上げていく広告」なので、PDCAを回すためには、ある程度の期間が必要となってきます。

「予算が少なかった」というのも、効果を実感できない一つの要因となります。クリック単価100円のものに対して、1日の予算が500円という設定であれば、コンバージョンが発生しないのもムリはありません。

以上のように、「コンバージョンが1件も発生しなかった」という場合はアクセス解析の検索クエリの数値などを参考に、コンバージョンには至らなかったが「惜しかった」キーワードなどを探してみましょう。
さらに、部分一致で入札しているのであれば、入札したキーワードの「周辺」を確認してみましょう。
例え短期間、低予算であっても、そこに検索するユーザーのニーズが隠されている事がありますので、新たな発想のヒントになります。

■やめる原因:コンバージョンが発生したがコンバージョン数が少ない、または1件あたりの獲得コスト(CPA)が高い

この場合、原因としては様々ありますが、コンバージョンが発生しているのであればまず、コンバージョンが発生している広告グループにのみ注力してみる事を検討します。
1つの広告グループで複数のコンバージョンが発生しているのであれば、そこに予算を集中する事でコンバージョン数や1件あたりの獲得コストが改善される可能性があります。

■やめる原因:他の広告媒体よりも1件あたりの獲得コストが高かった

これも色々と考え方があると思いますが、1件あたりの獲得コストを改善していき、それでも尚他の媒体よりも高く、費用的に効率がよくないと判断してリスティング広告の出稿を辞めてしまったという場合もあると思いますが、単純に他の広告媒体と1件あたりの獲得コストを比較をすると機会損失に繋がる恐れがあります。

ただ単にコンバージョン数を増やしていく事が出来ればいいのだ、というのであれば、リスティング広告よりも費用対効果の高い媒体があるのであればそちらに切り替えていくという方法もアリだと思いますが、他の広告媒体にはいない新規顧客をウェブで発掘していくことが出来るリスティング広告なので、ビジネスを広げていくという考えであれば、今一度出稿するしないを検討してみたほうが良いと思います。

上記以外にも、リスティング広告の出稿をやめる理由は様々あると思いますが、運用次第で効果を改善する事ももちろん可能ですし、リスティング広告の管理画面とアクセス解析の数値で、様々なマーケティングデータを取る事が出来るのもリスティング広告の特長です。

ビジネスの拡大にリスティング広告をうまく使って運用していけるのがベストですね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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