誰に何を伝えるのか
公開日: 2012年9月11日 ／更新日: 2015年8月17日
リスティング広告に限らず広告全般に言えることですが、広告にとって大事な事は「誰に対して何を伝えるか」だと思います。
これをリスティング広告で考えてみると、「誰に」というのは主にキーワード、「何を」というのは主に広告文、広告のリンク先ページ（ランディングページ）です。
リスティング広告は「キーワードを選んでそのキーワードに対して広告文を作って・・・」とある意味システマチックになっているので、この「誰に対して何を伝えるのか」という部分をあまり深く考えずに開始してしまうことがあり、それが結果として失敗に繋がるケースもあります。
「そんなの考えなくても分かりきっているからいいんだよ」という意見もあるかもしれませんが、重要なのは「深く」考えること、そして定期的に自社の商品やサービス、伝えているメッセージを見直すことだと思います。
「誰に何を伝えるのか」
「誰に」の部分、先ほど、主にキーワードと書いたのは広告文でも「誰に」を選別できるからですが、基本的にはキーワードでこの「誰に」を選別していきます。
リスティング広告を出稿するにあたり、メインとなるキーワードはいくつも出てくると思いますが、例えば売ろうとしているサービスや商品に対する理解度によって、同じ意味のキーワードであっても若干変わってくる事があります。
キーワードが変われば、「誰に」の部分が変わるので伝えたいメッセージも変わってきますよね。
例を言えば、「リスティング広告」というキーワード一つとっても、理解度の低い人にとっては「キーワード広告」とか「インターネット広告」等になりますし、
理解度が深い方であれば「検索連動型広告」とか「PPC広告」とかにもなります。
さらに理解度に「目的」という項目を入れると、「アクセスアップ」だったり「CPA最適化」だったりとキーワードが出てきます。
さらに「ニーズ」という項目を入れてみると、それぞれ理解度の違うユーザーが自社の商品やサービスに対して、「欲しいと思う部分」が微妙に違うという事に気がつきます。
その時に改めて自社の商品やサービスの特長と照らし合わせて、どの部分のユーザーの狙っていくのが良いのかを再確認しなければいけません。
それと同様に「何を伝えるのか」という事も理解度によって変えていく必要があると思います。
自社が狙っている部分がどこなのかを確認し、その狙っているユーザーのニーズに合わせて「きちんと一貫性を持って伝えたい事を伝え切れているのか」を、定期的に確認する事しながら改善していかなければいけません。
もちろん、リスティング広告を運用する上で出てくる数値の改善というのも非常に重要ですが、キーワードや広告文に対して小手先の改善だけを繰り返していると、広告の基本となる部分である「誰に何を伝えるのか」が忘れがちになってしまう事がありますので、その基本的な部分は定期的に確認するようにしましょう。
リスティング広告の代理店を使っている方であれば、なおさら代理店の担当の方とその部分を常に共有できるようにしていおかなければいけないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
