ウェブサイトの使い勝手を良くしてパフォーマンスを改善する
リスティング広告の運用担当者に限らず、ウェブサイトの管理者、運用者の方々が、このコラムのタイトルを見ると、多分大抵の方は「そんなのあたり前だ」と思われると思います。
もちろん私もそう思いますし、あたり前のことだと言えばあたり前のことなのですが、色々なウェブサイトを見ていると、「なんでわざわざ使い勝手の悪いウェブサイトにするのかな?」と思う事が多々あります。
私は基本的に、そのウェブサイトが「何のために?」、「誰のために?」、「どんな状況で見るものなのか?」などの情報を聞かなければ、どうにも判断する事が出来ないため、事前情報がないものについては、使い勝手が良いものなのか、悪いものなのかなんてことは考えません。
ただ例外として、”自分がターゲットユーザーだった場合”は上記のような基本情報が無くても判断する事が出来ます、これもあたり前の話なんですけど。
何か自分が欲しいと思っているサービスを探す時に、検索エンジンから検索をして、「良さそうだな」と思える広告をクリックしてみますが、なんだかアクションを起こすまですごく遠いというか、まわりくどいというか、なんでわざわざイチから考えさせられないといけないのか?みたいな気持ちになる事もあります。
例えば、もう少しそのサービスに対しての基礎知識が乏しい場合には、このような長い説明も必要なのかもしれません、ですが、私のように、そんなに説明を求めていないユーザーからすると、かなり使い勝手の悪さを感じてしまいました。
また、”使い勝手”という点では、フォームへの誘導装置が無い/見づらいウェブサイトも中にはあります。
電話を掛けてほしいからなのかわかりませんが、勤務中に私用の問い合わせをしたい時などは、その場で電話は掛けれませんよね、わざとやっているのであれば、ある意味狙いどおりなのかもしれませんが、ユーザーからするとちょっと使いづらい=コンバージョンしづらい状況に変わりはありません。
これ以外にも、フォームに”無駄な情報を入力させようとする事”も使い勝手の悪いウェブサイトと言えるかもしれません。
自社にとって、必要な情報は取得するべきだと思いますが、なぜ必須項目にしているのか、説明が出来ないものだったり、取得しても特に使わない情報がもし必須項目になっているのであれば、ユーザーの面倒を軽減させる=使い勝手を向上させる、という事に繋がりますので、見直すべきだと思います。
そのウェブサイトの運用者、製作者の意図がある、というのも重々承知していますが、あたり前の話として、ターゲットユーザーに対して、わざわざ使い勝手の悪いウェブサイトにするのは、コンバージョン率が下がるだけですので、「ユーザーの使い勝手」という視点で、ウェブサイトを見直すことでコンバージョン率の改善に繋がるのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智