リスティング広告はアクセス数を増やすだけではない
リスティング広告の導入を検討している段階の方や、そもそもリスティング広告を導入するつもりもない、という方々から「リスティング広告って、アクセス数を増やすものでしょ?」というご意見をいただく事があります。
まぁ確かに間違いではないのですが、本質としては少し違うかなと思うので書かせていただきます。
リスティング広告を導入する前と後の比較ですが、下図は(とても簡単な図ですが)検索エンジンからの来た人たちの内訳、キーワードの内訳になります。
リスティング広告導入前は、検索エンジンからウェブサイトへ訪問するユーザーがいますが、その内訳を見てみると会社名や代表者名が上位を占めている状態でした。
これは言い換えれば、「自社の事を知っている人からのアクセス」という事になります。
これが必ずしも悪いといっているわけではありません。
会社の営業戦略とウェブサイトの立ち位置として、まず名刺交換をして商品やサービスの話をしたあと、後日ウェブサイトを見てもらい情報の補完をしてもらう、という想定のもと、営業戦略を立てたのであればこういった状況になっていても良いと思います。
ですが、自社の事を知らないターゲット、すなわち「新規の見込み客からの接触」を増やしたいという目的でリスティング広告を導入するのであれば右のようにリスティング広告導入後のキーワードが理想だと思います。
会社名や代表者名での検索ではなく、自社で提供している商品やサービスの内容などで検索されるのが良いと思います。
要は、リスティング広告を導入するとただ単にアクセス数が増えるというのではなく、「自社で狙っているターゲットからのアクセスが増える」というのが正解なのだと思います。
ターゲットからの流入が増えてくると当然、商品の成約に繋がったり、お問い合わせ数が増えたりしますし、もし仮に商品が売れない、お問い合わせがないというのであれば、それはそれで自社のウェブサイトの改善に役立てる事が出来ますので。
株式会社アイエムシー 大塚雅智