リスティング広告で大きく失敗しないために
公開日: 2019年7月12日
リスティング広告をまだやられたことのない方、リスティング広告を導入する事に躊躇されている方にとって、その理由の一つに、「失敗してしまうのではないか」という事がありますよね。
広告を出稿するときには、どんな媒体でもそうですけど成功することもあれば、時に失敗することもあります。
リスティング広告で失敗をしてしまう原因は様々あると思いますが、その一つに「手を広げ過ぎている」事が挙げられます。
リスティング広告は様々な検索キーワードに対して広告が出稿出来るので、1つのキーワードに対して広告を出すよりも複数、数十キーワード、数百キーワード、数千キーワードと出稿したくなりますよね。
「これはウチの商品を探している人には効くキーワードだよな」、「これは外せないよな」というものから「このキーワードで検索する人もお客さんになるかもしれない」というようなキーワードまで、可能性があるのであれば広告として出稿していきたいという気持ちは皆さん持っていると思います。
可能性のあるキーワードであれば広告を出稿したいという気持ちに対して、リスティング広告はキーワード数に対して制限はほぼ無いに等しいので（1アカウントに対してのキーワード数の上限はありますが）、出来る限りキーワードを考えて出稿しようとします。
それら出稿を検討している考え出したキーワード群に対し、”広告予算”というものがありますので、出稿を検討するキーワードを広告予算との兼ね合いで、「まぁ、最初はこんなもんか」とボリュームを絞り、リスティング広告を始めてしまう方が多いのだと思います。
別にそうする事自体、全然悪い事でもないのですが、数百あるキーワードを横並びで一斉に広告をスタートさせてしまうとパワーが分散されてしまうというか、予算に関しても不足が出てしまうと”出したい時に広告が出ない”、”出したいキーワードで広告が出ない”などというような事が起こってしまう可能性があります。
また運用管理についても同様に、手を広げ過ぎると見るところが多くなってしまいますので、管理をする人間の労力や時間が分散されがちになってしまいます。
リスティング広告を出稿した「結果」というのは、大きな単位で見ると、「広告をいくら使ってコンバージョンが何件取れたのか」という事になりますので、効果的なところも、そうでないところも全て合計して集計すると、「ああ、うまくいかなかったな、失敗したな」と感じてしまうのかもしれません。
またどこがダメなのか、どこがいいのかみたいなものも、手を広げ過ぎると見えにくくなるというのも事実ですよね。
そうならないためにも、まずは”ズバリそのもの”なキーワードで出稿してみたらいいのではないかと考えています。
ズバリそのものなキーワードとは、「これで検索するユーザーは100%ターゲットユーザーだ」というキーワードの事です。
もし「ズバリそのものなキーワード」だけで出稿し、コンバージョンにならないのであれば、キーワードに間違いはない（という前提）わけですから、他の部分に原因があると考える事が出来ますよね。
100%ターゲットユーザーが来訪していると仮定した中での改善ならば問題点もかなりハッキリと見えてきます。
「ズバリそのものなキーワード」でコンバージョンが1件でも2件でも付いてくれば、そこから少しずつボリュームを大きくしていけば大きな失敗はしないはずです。
この、ズバリそのものなキーワードを選ぶ際、気をつけなければいけないのが、あたり前の話ですが、「ズバリそのものなキーワードを選ぶ」という事。
絶対にターゲットユーザーだ、というキーワードを選ばなければ上記のような仮説も立てられず改善も出来ませんので意味がありません。
その点だけは絶対に気をつけたい点だと思います。
また、選定する際に”検索ボリュームの小さいキーワード”になってしまうと思いますが、まずは、そういったキーワードから「何クリックで1件コンバージョンが取れるのか」を知っておくというのは今後においても非常に大切な事だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
