コンバージョンが発生する可能性から設定を考えてみる
リスティング広告のお話をいただく際、よく質問される事として、「時間帯配信」と「地域配信」について聞かれる事があります。
「お問い合わせは法人の方が多いから平日の9時から17時だけ広告配信する」という方や「フォロー出来る範囲が東京都内だけだから広告配信地域もそれで設定する」という方もいらっしゃいます。
それが間違いというわけではなく、どちらかと言うと正解、いや100%正解と言っても良いと思います。
ただ予算の関係で絞り込んでいる場合は考え方としては別ですが、時間帯配信にしても地域配信にしても限定してしまうとその分、ターゲットへのアプローチが減るわけですから少なからず機会損失になる可能性があります。
例えば上記の例で言えば、お客さんが法人だとしても土日に営業している会社は沢山ありますし、自分たちでフォロー出来るエリアが都内だけだとしてもビジネスによっては通販が可能であったり、打ち合わせの時は都内に来ていただけるお客さんだっているかもしれません。
もちろん、物理的にどう考えても指定した時間外や指定したエリア外だとお金をもらえるようなサービスが提供できないという場合や、そこに対応してしまうと経費がかかり過ぎてしまい赤字になってしまうというのであれば、辞めた方が良いと思いますが、もし利益を出せる可能性があるのであればそういった所も、考えてみるとビジネスを広げるチャンスになると思います。
実際にお付き合いいただいているお客様でも、今までは通販なんて考えたこともなかったのに、商品によっては通販が出来るのではないかと考え、遠方の同業者と提携し新たに通販事業をはじめられてリスティング広告で集客しいている方もいらっしゃいます。
全てにあてはまる話ではありませんが、はじめから「出来ない」と決めつけず、まずは可能性から考えていくと思いもよらないビジネスの広がりが出てくる事もあります。
これは時間帯配信や地域配信に限らず、キーワード選び等にも同様の事が言えるかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智