リスティング広告の広告文に対する考え方
リスティング広告を運用されている方から色々と話を聞くと広告文に力を入れている方とそうでない方がいる事に気が付きます。
「広告文はこんなんでいいんですよ」という方もいれば「定期的に広告文を入れ替えているので結構苦労してますよ」という方もいらっしゃいます。
広告文に力をいれていない方からすると「クリック率は変わるかもしれないけど広告文を変えるだけではコンバージョン率とか変わらないでしょ」というのが言い分みたいなのですが、これは完全に間違いですよ。
広告文を変えるという事は今までクリックしなかったユーザーがクリックするようになる=流入が変わる事だとも言えるので、流れが変われば購買意欲の高いユーザー層を引き寄せることになる事もありますよね、であればコンバージョン率だって大きく変わる可能性を秘めています。
仮にコンバージョン率が変わらなかったとしても、クリック率が変わるのであれば(コンバージョン率が一定と仮定して)その分多くのコンバージョンを獲得出来る訳ですから、そこに力を入れない理由はありません。
なので「広告文なんて……」と思わずに、他の改善にも力を入れているのであれば、広告文にも力を入れていったほうが良いと思います。
広告文を考えていくときに”クリックしてもらうための広告文を作る”ということが大切だと言えば大切なのですが、”ターゲットユーザーにクリックしてもらうための広告文を作る”というように考えて作っていくとさらに良い広告活動になると思います。
クリック率を気にする気持ちはすごくよくわかりますがクリック率はあくまでも指標の一つであって、クリック率が低くてもコンバージョンを獲得出来るのであれば広告の目的は達成している事にもなりますので、あまり神経質に考えすぎない事が肝要かと。
「クリック率を上げよう」ではなく「コンバージョン率を上げよう」「コンバージョン数を増やそう」という気持ちで広告文と向き合うのが成功への近道だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智