リスティング広告導入時によくあるトラブル
企業のリスティング広告担当者の方、ウェブの担当者の方であれば新規でリスティング広告を導入するという機会がそんなにあるわけではないと思いますが、リスティング広告を導入する際、様々な問題により、広告を表示させる事が出来なかったり、予想していた効果が出なかったりするケースがあります。
リスティング広告を導入した時に起こるトラブルとして、
・審査に通らない
・広告が表示されない、表示回数が少ない
というのが挙げられます。
「審査に通らない」というのは、導入時以外でも、例えば広告文の追加や変更をした時やキーワードの追加をしたときなどにも起こりますが、もともと審査に通りにくい業種、医薬品や美容関係、金融機関などは広告のリンク先ページの内容により、審査に通らない場合もあります。
そういったときは、ガイドラインと照らし合わせて、サイト内の問題点を改善し、再度審査してもらいOKであれば広告をスタートする事が出来ます。
もちろん、広告の出稿を禁止されている業種やサービスはリスティング広告として出すことはできませんが、禁止されているものでなければ、きちんと対処する事で広告を出稿することは可能です。
要はきちんとルールを守れば、リスティング広告への出稿は出来るという事ですね。
「広告が表示されない、表示回数が少ない」というのは、原因として以下の事が考えられます。
・マッチタイプの原因
・予算の関係
・クリック単価の関係
たくさんのキーワードを完全一致で入札している場合、初期の段階ではこういった事が起こる可能性があります。部分的に部分一致やフレーズ一致などを使って対処することもあります。
1日の予算の関係で、広告が表示されないという事もあります。1日の予算が少なすぎる場合、自動的に広告の表示が抑えられてしまうのでその辺は入札しているキーワードとの兼ね合いを見て調整を行う必要があります。
クリック単価が低い場合も広告表示がされませんのでFirst Page Bitなどを参考にキーワードのクリック単価を引き上げる必要があります。
この他にも、予期せぬトラブル(?)が発生する事もありますが、きちんとリスティング広告の仕組み、アカウントの仕組み、Yahoo!リスティングとGoogle広告のガイドラインなど知っていれば、よっぽどの事がない限りリスティング広告へ出稿出来ないという事態にはならないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智