定期通販で大切なのは広告配信プランと効果測定
定期通販(またはリピート通販や単品通販)と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
真っ先に出てくるのはサプリメントや健康食品などではないでしょうか。
私も定期通販のウェブ広告のお手伝いをさせていただいた事がありますが、定期通販でウェブ広告を活用する目的というのは主に新規獲得になります。
リスティング広告に限らず、SNS広告や様々なネット媒体に広告を出して新規獲得をおこなったりするわけで、やることは多岐にわたるわけですが、このときに大切なのは広告配信プランを立てる事と効果測定の仕方をきちんとしておく事。
リスティング広告は費用的には割と自由に設定が出来ますが、例えばどこかのネット媒体が持つ会員向けメルマガに広告を打つ場合など、配信対象数にもよりますが1回の広告配信で安いもので数十万、条件や媒体によっては数百万円掛かる時もあります。
広告の効果というのはやってみないと分からない部分がありますので、その1回のメルマガ配信でどれだけ購入数が増えるかはイマイチ不明。
媒体によっても当たり外れがあるので、それはしょうがない部分なのですが、それらのメルマガ広告から来たユーザーをそのまま手放すのではなく、ページを見に来たけど購入しなかったユーザーにリマーケティングをしていくとかそういった広告の配信プランを事前に立て、それらプランを実行できるように広告配信前から事前に準備をしておくことがとても大切です。
メルマガ広告から来訪したユーザーにリマーケティングを仕掛ける場合でもそれらのユーザーは1回見に来た内容では購入しなかったわけですから別の訴求をしたLPや広告文を用意して誘導して……、とか。
また効果測定については、前述のとおり広告媒体はリスティング広告を含めてやってみないとわからない部分が多いので、それらをきちんと媒体別に計測が出来るような設定をおこなっていきます。
定期通販や単品通販の場合、ウェブサイトの構造がシンプルなものが多いのでLPから購入フォーム、お客様情報の登録、決済画面、確認画面、完了画面などそれぞれのフェーズごとに、どの媒体からどこまで行って……とこまめに計測する事が出来れば、その後の打ち手も変わってきますよね。
行き当たりばったりでうまくいく事もあるかもしれませんが、大きな広告費を掛けるのであれば直接の引き上げによる売上などの成果はもちろん、その後の広告活動やマーケティングデータへの活用など同じ広告費でも価値が変わりますので、「事前の広告配信プラン」と「目的を持った効果測定」はとても大切な事だと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智