パフォーマンスの高いキーワードを見つけたとき
公開日: 2012年9月18日
リスティング広告をある程度の期間、運用していき、パフォーマンスの高いキーワードを見つけたときに、次のステップとして「そのキーワードのクリック数を伸ばす」とより多くのコンバージョンが獲得できます。
リスティング広告を運用するにあたり、ただ単にクリック数が増えれば良いというものではありませんが、1件あたりの獲得コストが安いキーワードやコンバージョン率が高いキーワードなどある場合、クリック数を増やす施策が有効となります。
クリック数を増やす方法として具体的には、
・広告の表示回数（インプレッション数）を増やす
・クリック率を上げる
という方法が挙げられます。
そのキーワードの広告表示回数を上げる方法として、まず確認しなければいけないのが「予算」や「キーワードの入札価格」です。
・一日の予算による広告表示の制限がかかっていないか
・入札価格による表示の制限がかかっていないか
一日の予算による広告の表示回数の制限はかかっていないかを確認し、制限されているのであれば別のキャンペーンを用意しするなど対応します。
インプレッション損失率などを参考に確認すると良いかもしれません。
また入札価格が低すぎる場合も広告表示に制限がかかってしまう原因にもなりますので、掲載順位などを確認しつつ適宜調整していく必要があります。
クリック率を上げていく方法としては、これも様々ありますが、
・広告文の変更
・掲載順位の見直し
などが挙げられます。
あくまでも一般的に「良い広告文の作り方」というのは存在しますが、広告文の変更でクリック率を上げていく方法というのはA/Bスプリットテストを繰り返していかなければわかりませんので、様々な訴求ポイントや伝え方、表現の仕方を変えて広告文のテストを行い、クリック率を改善していきます。
掲載順位が低いようであれば、もちろん掲載順位の見直しもおこなわなければいけません。
現段階でパフォーマンスが高く、掲載順位を見直す余地のあるキーワードであれば、出来るだけ上位に掲載してみる事も検討してみましょう。
掲載順位上位、特に一番上に表示させる事は、クリック数を上げることはもちろんですがコンバージョン率がさらに上がる可能性もありますので、試してみる価値はあります。
リスティング広告のパフォーマンスを上げていく基本的な考え方はパフォーマンスの悪いものは改善もしくは停止し、パフォーマンスの高いものは伸ばしていく事です。
「改善」というと、悪いものを良い方向に変えていくというイメージですが、悪い数値の改善ばかりに目を向け、パフォーマンスが出ているものはとりあえず現状維持・・・、というのではなく、パフォーマンスが良いものをさらに伸ばしていく事でアカウント全体の数値の改善にもなりますし、悪い数値を改善していくよりも比較的簡単に数値の改善と効果が実感できると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
