柔軟なアイデアでコンバージョン率を改善する
「コンバージョンの数を増やす」、「コンバージョン率を上げる」というのは、リスティング広告の運用担当者やウェブサイトの運用担当者にとっては使命の一つですよね。
その部分が自己の評価に大きく直結しているという方もいらっしゃると思いますし、そういう方にとっては本当に大切な事だと思います。
コンバージョンを増やす施策、コンバージョン率を上げる施策と聞くと、すごく大がかりな大変な作業をしなければいけないと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはなく、本当に些細なところからコンバージョン数が増えた、コンバージョン率が上がったという事もあります。
リスティング広告の管理画面内で出来る施策の一例としては、「広告文の変更/修正」が挙げられます。
広告文を変更する=伝えるメッセージが変わるという事ですので、伝えるメッセージが変われば、当然お話として受け取り手となるターゲットユーザーの意識が変わり、それが行動(コンバージョン)に繋がっていくという事は十分に考えられますよね。
意味としては同じような広告文ですが、言葉の伝え方次第で”ターゲットユーザーが勝手にその商品の価値を上げてしまう”という事もありますので、広告文での伝え方はなかなか侮れません。
また、言葉の受け取り方というのは広告のリンク先ページでも言えますので色々とテストを繰り返していき、その結果に対して、”なぜこのような結果が出るのか”と検証していくと、おもしろい結果が得られる事もありますので、やってみるといいかもしれませんね。
広告のリンク先ページで言えば、この他にも大きな変更を加えるのではなく、”一言付け加えるだけでコンバージョン率が大きく改善された”というケースもあります。
以前も書きましたが、東京でもサービスを展開している千葉県の会社のリスティング広告で、広告のリンク先ページに大きく、「047-○○○-△△△△」と書いてあった部分のすぐ下に、「東京都内OK 出張費もかかりません」という一文を付け加えただけで、コンバージョン率が上がり、コンバージョン数が増えました。
なぜかと考えてみましたが、仮説ですが、都内のお客様は「千葉県の会社だから、自分のところに来てくれるかどうかわからない」と、思ってしまったのではないか、と。
不明確、不確定な事があったので、だったら、他に選択肢が無いわけじゃないし、と千葉県の会社は候補から除外し、お問い合わせに繋がらなかったのではないかと、仮説を立てて改善というほどの事ではありませんが、勝手に上がったお問い合わせへの障壁を下げていく事を考え、施策をしたというわけです。
最初の例のような広告文や、上記の広告のリンク先ページの件でも、大きな施策をしたわけではなく、本当に些細な改善でしたが、その割には大きな成果となって戻ってきました。
こういったことはアイデア次第で色々とあると思いますので、まずはトライ&エラー、良いと思ったことは何事もやってみる事だと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智