どこがインパクトが大きいのか?を考えてみる
リスティング広告を事業の売り上げを上げていくために運用されているという方は多いと思います。
広告費を掛けておこなうため、最初のうちは費用対効果が合わなくても、改善など運用を繰り返しおこなっていくうちに、掛けた広告費以上のリターンを得られるようにしていかなくてはいけません。
もちろん、その投資回収の期間というのは扱っている商品や商材、サービスによって変わってくると思いますが、リスティング広告の運用担当者や広告主であれば、その回収期間は早ければ早いほうが良いと普通は考えますよね。
なので、初期に投資した広告費を出来るだけ早く回収できる方法を……と考えて改善方法を考えていくかと思いますが、どこに何をしていったら回収が早まるのかわからないという方もいらっしゃいます。
リスティング広告を運用し、広告費の投資分を早めに回収しようと考えるならば、やはり「インパクトの大きい部分」に対して資源を集中投下していくことが近道だと思います。
ある程度の期間リスティング広告を運用しているのであれば、それまでに数件、数十件とコンバージョンが付いていると思いますので、コンバージョンが獲得しやすい部分に対して予算を集中投下することで、コンバージョン数も増え費用対効果も高まりやすくなります。
無駄な部分を削り、効果のある部分に投下することで、予算によるインプレッションシェアの損失が出ていた場合には、今まで取りこぼしていたかもしれない部分をカバーする事にもなりますし、無駄な広告費(クリック)が減れば、その分1件あたりの獲得コストも下がり、費用対効果もよくなりますよね。
このように、「どこがインパクトが大きいのか?」という視点で考えていくと、投資したリスティング広告費用の回収も早めていく事が出来ます。
これはリスティング広告の管理画面内に限った話ではありません。
例えばコンバージョン後の流れが、「お問い合わせ→来店/商談→成約」というようなビジネスの場合、「新しいお問い合わせを増やすよりも、一度来店をしたお客様と再度商談をしてもらい契約を結んでもらう事が近道だ」と考えたならば、リスティング広告うんぬんはひとまず置いておき、商談の場を設けること、商談からの成約率を高めるための施策を考えていく事が大切になります。
2年も3年もかけて投資した広告費を回収し、数年かけて黒字化するという事も悪い事だとは思いません。
ですが、リスティング広告は一般的に「早く結果が出る」と思われている方が多いためか、投資回収は出来るだけ早くしたいという方も多いです。
投資回収を早めるためには、まず、売り上げにしていかなければいけませんので、そのためには、売り上げに直結する部分はどこかを見極めて、その部分を伸ばしていくというように考えていく必要があると思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智