リスティング広告を成功させるシンプルな思考法
リスティング広告だけではなくネット広告、ネット以外での広告にもすべて共通して言えることですが、広告を成功させるための心の持ち方はシンプルにすべきだと思います。
ネット広告だけを考えてみてもリスティング広告だけではなく、DSPやSNS広告などもありますし、媒体の持っている会員向けにメールマーケティングなどもあるわけで、それぞれに特徴があり、様々な運用方法があるので、ウェブマーケティングの担当者はいろいろと考えなければいけないことも多いと思いますが、広告を成功させるためにはどうしたら売り上げを上げられるのか?の1点に思考を集中させるべきかと思います。
ネット広告は費用対効果が他の広告媒体と比べると見えやすいため、様々なデータを参照することが出来ます。それらデータを駆使して、次の施策を打っていくという部分が運用型広告と言われる所以なのですが、いろいろなデータを見ていくといつの間にかデータ相手に広告運用をしてしまいがちです。
データは指標で広告の効果を計る上で非常に大切ですし、そのデータを基に改善もしていくのですが、データばかりに気を取られてしまうと現実とかけ離れていってしまうこともあります。
実際にリスティング広告を運用していて、月ごとに数値上は成果が上がっているけれども売り上げ自体はそんなに伸びていなかったり。
そこで気が付けばいいのですが、「数値上は良くなっているのだから!」とそのまま突き進んでしまって……なんてこともあります。
リスティング広告を運用する、ネット媒体に広告を出すというのはあくまでも手段であり目的ではありません。
目的はあくまでも売り上げを伸ばすことですので、広告の数値上よい数字になっていたとしても売り上げが伸びていないのであれば広告は見直すべきです。
たまに「お問い合わせがあるのに売り上げにならないのはクロージングをする現場の責任だ」なんて言う方もいらっしゃいますけど、こういう考え方は目的を履き違えている典型的なパターンです。
目的をしっかりと意識していけば、ネット広告は運用型広告なので、出てきている数値から売り上げに繋がらない仮説を見つけ出してはネット広告の部分から改善施策を考えていくことも出来ます。
リスティング広告を成功させるためのシンプルな思考法、それは、あたりまえの話なのですが「リスティング広告を運用するのは売り上げを上げるため」という考え方。
この考え方を終始一貫しておけば、成功への道をより早く見つけることが出来るのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智