競合調査をする時に着目すべきポイント
リスティング広告を出稿する時や新たなキーワードを追加する時、アカウントの改善をする時、今までと少し様子が変わってきたな、と感じた時など、リスティング広告を運用していると様々な場面で競合調査をする機会があります。
リスティング広告の競合調査をするとなった時、キーワードで検索をして出てきた広告文と広告文のリンク先ページ(ランディングページ)を確認して、どのあたりが訴求ポイントなのかを確認し、自社の広告文でどのように差別化を図っていこうかと考えると思いますが、この時に広告文などで競合他社は「ターゲットのどの部分に目を向けているのか」という所に着目してみると良いかもしれません。
通常、リスティング広告でのターゲットの選定は、主にキーワード選定で行います。(必ずしもではありませんが)
そのターゲットとしているユーザーのどの層に競合他社は目を向けているのか、例えば、その商品やサービスに対しての理解が深い人(プロ)に目を向けているのか、それとも理解が浅い人(ビギナー)に目を向けているのかなど、今まで横でばかり区切っていたターゲットに対して、さらに縦で区切るようにすると他社との違いや自社の商品、サービスとはどのようものだったのか、伝えなければいけない事は何だったのかなどが見えてきます。
もちろん、競合他社の前に自社がターゲットユーザーの、どの層にアプローチしていくのかを考えておく必要があります。
広告文を考える時、広告のリンク先ページの文言を変えるとき等、これを意識していると、「誰に何を伝えなければいけないのか」が明確になり、比較的楽にメッセージが出てくると思います。
この他、競合調査をする時には、リスティング広告を運用する担当者の方ならわかると思いますが「広告文は1つだけではない」という事。
同じキーワードで複数の広告文を出している事は、「当たり前」なので、同じキーワードで検索するか、検索結果の画面でF5を何度か押してみて違う広告文が出てくるかも確かめなければいけません。
あとはGoogle広告の「オークション分析レポート」などを使い、競合他社のそのキーワードに対する力の入れ具合、予算感など把握しておき、自社のアカウント改善施策に反映させるのも良い方法だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智